#168 私の中に、軸が通る
あなたと一緒に、眠るのが好き。
あなたと一緒に眠ったあとは、体がスッキリしているのが、わかる。
ピラティスに行った帰りの感覚に、似ている。
姿勢が、よくなっている気がする。
乳首の位置が、高くなっている気がする。
体重が軽くなって、歩く足取りも、軽くなっていく。
鏡に映る顔が、小さくなっている。
不思議。
今までは、朝起きると、腰が痛かった。
ノドがカラカラに渇いていたのは、口を開けて寝ているせいだった。
あなたと一緒に眠ると、起きた時の、腰の痛みも、ノドの渇きもなかった。
あなたの大きな背中に、顔を埋める。
あなたの背中には、羽が生えている。
その羽の間におでこを当てる感じで丸まるのが、好き。
おでこをつけているので、口が自然に、閉じられる。
鼻で呼吸している。
1人で寝ている時は、アゴが上がっている。
だから、口が開いてしまう。
あなたは、寝ている間も、私の身体を正対してくれる。
究極は、あなたの上にまたがると、私の軸がまっすぐになっていくのが、わかる。
バランスボールの上にまたがっているみたい。
今日、ピラティスで、バランスボールの上にまたがっている時、あなたの上にまたがっているところを思い出して、1人で笑ってしまっていた。
気づかないうちに曲がってしまっている私の軸を、あなたの身体が、矯正してくれる。
体が、どんどん軽くなる。
体が、どんどん敏感になる。
軸が通ると、ますます感じるようになる。
今日、ピラティスの先生に、ほめられた。
「何か、した?」
凄いこと、してもらった。