「オーディブル」というものをご存知だろうか?
電子書籍は字のごとく目で字を読む物だが、オーディブルはアマゾン社が提供する音声で本を楽しむサービスだ。
2016年はそんな、「耳で本を楽しむ」という体験が流行るかもしれない。
今話題のスターウォーズの新作を映画館で観ていた時、上映前に アマゾンオーディブルの宣伝映像が流れていた。
以下がその宣伝映像
Audible – 物語に耳を澄まそう。「雨ニモマケズ」編 宮沢りえ朗読
女優の宮沢りえさんが宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を朗読している映像だ。
一見すると何か映画の宣伝のように見えたが、映像の最後にアマゾンの広告ということが分かる。
気になって映画上映後にアマゾンオーディブルのサイトを見てみると面白そうなコンテンツが沢山あることが分かった。
Amazon Audible
作品のジャンルはフィクションや絵本を初め、ビジネス書や落語などが多数揃っている。
さらに、大竹まこと氏や坂口憲二氏など著名人が朗読をしてくれるコンテンツもあり、月々1500円で聴き放題(最初の1ヶ月目は無料、プレミアム会員は3ヶ月無料)となっている。
これまでオーディオブックというものを聞いたことがなかったが、これだけのコンテンツが揃っているなら聞いてみたいと思うと同時に、
電車の中で聞いたりすれば意外に便利かもしれないと思えた。
米OverDrive社の発表によると、2015年の電子オーディオブックの貸出回数は4,300万回で、2014年から36%増加したという。
日本ではまだあまり浸透していないオーディブルだが、米国での動向やアマゾン社の積極的な宣伝活動により2016年は日本でも少しずつ広がっていくのではないだろうか。
参考 米OverDrive、2014年の電子コンテンツ貸出数は2013年に比べて33%増加したと発表
http://current.ndl.go.jp/node/27785