30代の仕事のありかた
この本は30代の人は勿論のこと、30代を前にしている人に向けた一冊です。
本書では30代というのは人生のターニングポイントとなる時であるため、この時にどのようにして働くのか、ということが重要になっている、とまず示しています。
この時期にどのような仕事をして、人間として成長を遂げ、人間関係を構築出来たかどうか、というのが40代以降のビジネスパーソンとしての能力を分けることになるというのです。
ただ、本書はあくまでも著者、中島孝志本人の体験をベースにして考えられている一冊です。全てのことが全員に当てはまるというものではありません。いわゆる自己啓発本の一冊として、情報の取捨選択を行い自分にとって栄養できる部分を吸収していくことが重要でしょう。
まず第一章において、30代のうちにプロフェッショナルを究めることの重要性というものを示しています。一つ、自分がプロとして誇れる実力のあるものを持っているかどうかで、40代以降の自分の価値というのが変わる、ということを記しているわけです。
第二章では30代の戦略について、三章では人間関係の構築について記しており、総合的に30代の仕事の仕方というものが記されています。