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Amazon、短編作品が電子書籍で出版できる「Kindle Singles」をスタート

2015年5月2日

アマゾンジャパンは28日、短編作品を電子書籍で販売できるサービス「Kindle Singles」を開始した。400字詰め原稿用紙で30~150ページ程度の作品を99円~399円で販売可能になる。

 

アメリカでは2011年1月から導入されている。ある程度の枚数を必要とする紙の書籍とは異なり、著者が出したいと思う長さで出版ができ、電子書籍ならではの販売手法として注目を集めていた。

 

現在配信されている主なタイトルは、池井戸潤「なるへそ」(43ページ199円)や中田永一「ファイアースターター湯川さん」(112ページ99円)など。著名作家だけでなく、今まで出版経験の無い著者の作品も募集している。なお、「Kindle Singles」に作品を投稿した著者へのロイヤリティーは最大で70%となっている。

 

著者が自分の書きたいボリュームで執筆できる「Kindle Singles」は、発売が叶わなかった著名作家の作品が発掘できるほか、まだ無名だが、将来の直木賞・芥川賞受賞作家を生み出してくれるかもしれない。

 

 

Kindle Singles :http://www.amazon.co.jp/kindlesingles