米Amazon.comは現地時間2014年7月18日、電子書籍が読み放題になるサービス「Kindle Unlimited」を正式発表した。料金は1カ月9.99ドルで、約60万タイトルの電子書籍とオーディオブックを無制限に利用できる。
※引用 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/14/072200154/?bpnet
ついにAmazon kindleが電子書籍の読み放題サービスを開始した。
アメリカではこれまで電子書籍の読み放題サービスはあったが、最大手の「Kindle」が定額読み放題サービスを開始したことは電子書籍業界に大きな波紋を呼ぶだろう。
読み放題サービスが開始したことで出版社をはじめコンテンツプロバイダーの間では衝撃が走っているだろう。
というのも今後の電子書籍業界のあり方が、現在の音楽業界と同じ路線に向かうのではないかと懸念されているからである。
現在の音楽業界は、AppleのiTunesや定額聞き放題のサービス
「Spotify」(https://www.spotify.com/int/why-not-available/)の登場によって、アーティストやレーベルの収益が大幅に減ったと言われている。
電子書籍の定額読み放題サービスが始まると音楽業界と同じように各出版社や作家の収益が減るのではないかと懸念されているのである。そうなると作家や出版社は作品の電子化にネガティブな姿勢に可能性がある。
Kindleではこれまでの1作品ごとにダウンロードするという課金システムは継続されるようなので、出版社は作品をこれまでの通常販売と読み放題とで販路を使い分けて戦略を立てていく必要があるだろう。
今のところAmazon Kindleの読み放題サービスは米国のみのサービスだが、今後何年かすると日本でも同じようなサービスが開始される可能性があると思われる。
現状日本でも電子書籍の定額読み放題サービスを行っている会社がいくつかあるので紹介したい。
1.コミックシーモア読み放題 http://yomiho.cmoa.jp/
読み放題ライトと読み放題フルの2コースがあり、それぞれ月額780円と1480円となっている。読み放題フルのコースだとその分読めるコンテンツ数が増え、アダルト系も読めるようになる。
2.ブックパス http://www.bookpass.auone.jp/info/bookpass/pc/
こちらはKDDIが運営する定額読み放題サービス。
コンテンツ数も多く月額562円と、他社よりも安い価格となっている。
今登録すると初回14日間無料になる。
3.ビューン http://www.viewn.co.jp/
こちらは月額400円からのサービス。
コミックだけではなく雑誌なども豊富にそろっている。