シリアスとゆるさ、上質な緩慢のバランス
『C3 -シーキューブ-』は、水瀬葉月（著）/さそりがため（イラスト）のライトノベル作品で、多くの美少女に囲まれた主人公がキューブを巡った事件に突如巻き込まれてそれを解決していく物語です。父親から謎のキューブが送られてそのキューブは美少女になり困惑します。
その美少女は居候することになり、多くの組織から狙われることになります。事件に巻き込まれるたびに主人公は成長していき、キューブの謎や事件の核心に迫っていくことになります。また主人公は高校生なので、高校を舞台にしたストーリーが展開されていき学園ものとして見ることが出来ます。
修学旅行などの高校生活には必ずあるイベントなども作中では描かれます。漫画や小説など様々なメディアで展開されています。見どころはかっこいい中二病的世界観で様々な専門用語が作中の中で飛び交います。所見の人は最初は戸惑うかもしれませんが、意味が分かってくると世界観の深さにハマっていくこと間違いありません。
また色んな組織に起こる対立も見ものです。全て主人公の家に居候をしているキューブが鍵を握っているので、主人公を中心に様々な出来事に巻き込まれます。まだ原作のほうは完結していませんが、これからどうなっていくのか物語から目が離せない展開になっています。
また本作『C3 -シーキューブ-』は、メディアミックスが盛んで、コミカライズはもちろんのこと2011年には独立系UHF局を中心にTVアニメ化もされました。
