電子書籍の書評ランキング

 
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受賞作品

エリア88 第30回小学館漫画賞受賞 【電子コミック】

エリア88 著者 ページ数 クチコミ評判
新谷かおる ページ ★★★★☆
<エリア88 あらすじ/作品紹介> エリア88は、新谷かおるのマンガ作品で、1979年から1986年まで少年ビッグコミックにて連載。1984年にはOVA化され、さらに2004年にはテレビ朝日系列でテレビアニメ化された息の長い人気作品で第30回小学館漫画賞の受賞作品です。  エリア88、そこは内紛激しい中東アスラン王国で腕っこきの外国人傭兵が金のために命をかける空軍基地。ただ一人の日本人パイロット“風間真”は、親友の裏切りのせいで傭兵として送り込まれたのだった…撃ち落とすか撃ち落とされるかの極限の状態で苦悩の日々を送る中で、数々の戦友たちとの出会いと別れ、やがて彼らとの間に厚い信頼を勝ち取り、泥沼の戦局を生き延びていく姿は、読者の絶大な共感を呼びました。 生き延びるために金を稼ぐ、その目的を達するために選ばれた主人公の愛機は、F8クルセーダー、ドラケン、F-20など通好みの機種が並び、相棒ミッキーのF14トムキャットとの対比もユニーク。他にもA4スカイホーク、A10、クフィール、バッカニア、ハリアーなどクセのある機種が次々と登場します。精密に描き起こされた戦闘機とのリアルさは物語に厚みを与え、壮絶なストーリーを盛り上げています。>もっとみる

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 【電子書籍】

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 著者 ページ数 クチコミ評判
左京潤(著)/戌角柾(イラスト) 285ページ ★★★☆

フハハハハ。よくぞ我がレジまでたどりついたな、お客様め

『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』は、左京潤(著)/戌角柾(イラスト)のライトノベル作品。2013年10月には独立局系やAT-XなどのCS放送などでTVアニメ化もされました。 物語は、魔王が人間の脅威となって君臨する剣と魔法の世界で、勇者になる事を夢見る主人公のラウルは着実にその道を歩み進めていたけれど、突如として魔王を倒したという別の人間が勇者になってしまい、職を探さなければならなくなるというリアリティのある導入で「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」は始まります。 物語は近年の流行であるラブコメの調子が強いですが、作中における世界観の説明によれば、魔物を倒した者に報酬が与えられる勇者制度が経済界の中心となっているビジネスを支えていた、というファンタジー世界の社会構図をリアルな視点で描いており、魔王との戦いが終結してしまった以上、制度を廃止せざるを得なくなったという展開も現実味があるのと同時に、現実の現代日本人にとって感情移入がしやすく好感を持ちやすい舞台設定となっています。>もっとみる

アスクレピオスの愛人 島清恋愛文学賞受賞作【電子書籍】

アスクレピオスの愛人 著者 ページ数 クチコミ評判
林真理子 361ページ ★★☆

魅力的なヒロインが躍る「現代版 白い巨頭!?]

『アスクレピオスの愛人』は、林真理子著作の2013年島清恋愛文学賞を受賞作品です。 アスクレピオスという耳慣れない言葉は、ギリシャ神話で医術を司る神を指します。そして、蛇の巻き付いたアスクレピオス杖はWHO(世界保健機関)のシンボルです。 主人公は、そのWHOでメディカルオフィサーとして働き、世界中を飛びまわってウィルスと戦っている女性、佐伯志帆子です。林真理子さんが描く女性と聞けば、見どころたっぷりなのが期待できるこの作品の主人公は、崇高な仕事をする昼の顔と、奔放さを見せる夜の顔の両面を見せます。昼は感染症の最前線で働き、夜は恋人と濃厚な時間を過ごす、このように、佐伯志帆子は実に林真理子的な女性であり、この作品も実に林真理子的な内容です。>もっとみる

GTO 第22回講談社漫画賞少年部門受賞【電子コミック】

GTO 著者 ページ数 クチコミ評判
藤沢とおる 190ページ ★★★★☆

不良から教師になった型破りな男の痛快マンガ

『GTO』は、藤沢とおるの学園漫画で1996年から2002年まで『週刊マガジン』にて連載されました。この漫画は前作の『湘南純愛組!』続編的な扱いになるが、当時、湘南純愛組!を見ていてまさか主人公の一人である「鬼塚英吉」が教師になるとはおもいませんでした。ただし前作とのつながりはあまり存在せず、本作が独立した作品の色が濃いため前作を読んでいない人でも問題なく楽しむことができます。むしろ前作に不良漫画があることを知らない人も多いことでしょう。 なお、GTOという作品のタイトルは、Great Teacher Onizuka(グレート ティーチャー オニヅカ)の頭文字を取ったものです。 本作は、主人公「鬼塚英吉」が大学卒業後に教師になるという作品で、テレビアニメ版や2回のドラマ版製作を果たすなど、人気の高さが窺えるマンガです。鬼塚が元暴走族の不良という設定上、特効服を着て物を壊したりケンカのシーンが多かったりしますが、そんな役柄だからこその方法で家庭環境を改善したり、学校内の問題を解決していく様は笑いを誘うのと同時に爽快感を与える魅力があり、第1巻から楽しめます。>もっとみる

漫画生物学 第3回小学館漫画賞受賞 【電子コミック】

漫画生物学 著者 ページ数 クチコミ評判
手塚治虫 189ページ ★★★★

鉄腕アトムの大ヒットの裏で描かれた学習漫画

漫画生物学は、手塚治虫の作品で1956年に描かれた学習漫画です。歴史の教科書で真面目に勉強したとしたら、こんなに面白くスムーズに頭に入らないことでしょう。早速、作品の冒頭でも生物学の授業風景で学生達の大半が居眠りをしているのも現実的で笑えます。 「漫画生物学」は生物には興味あるけど、歴史はつまらないという子供から、今更人類の年表なんて見る暇もないけど、どういう順番だっけという大人までノンストップで楽しく読み続けられます。作品の見どころは、人類と生物と地球そして、天文にいたるまで教科書にも載っていないことが斬新に納得できて、1つ1つのエピソードに見ていく人類の軌跡に目からウロコ的感覚すら覚えます。>もっとみる

八月の路上に捨てる 第135回芥川賞受賞作【電子書籍】

八月の路上に捨てる 著者 ページ数 クチコミ評判
伊藤たかみ 175ページ ★★★

第135回芥川賞受賞作他2篇

第135回芥川賞受賞作「八月の路上に捨てる」は、伊藤たかみの小説。この作品は、ぐさりと突き刺さってくるような心理描写が描かれるタイプのものではありません。純文学としてこれを求めている方には物足りないことでしょう。ですが、ちょっと肩の力を抜いて長い文章を読んでみたいという方にはうってつけです。さらさらと読みやすい文体であまり文芸作品を読まない人でも読み進んでみようという気にさせてくれます。 日常のどこにでもあるような些細な出来事を、ほのぼのとした語りで描いた作品です。心温まる、というわけではないですが、文体が清々しく、読んでいて気持ちが良いです。思わず微笑してしまいそうになります。昭和のレトロ感に通じるところがありなんともなつかしい感じ。>もっとみる

NANA―ナナ― 第48回小学館漫画賞受賞【電子コミック】

NANA―ナナ― 著者 ページ数 クチコミ評判
矢沢あい 179ページ ★★★

大ヒット映画の同名原作マンガ

『NANA』は『矢沢あい』のマンガ作品で、『Cookie』にて2000年より連載。2005年には単行本の5巻までが実写映画化され観客動員数が300万人を超える大ヒットに。2006年には日本テレビ系列を中心にTVアニメも放送された人気作品で第48回(平成14年度)小学館漫画賞受賞作品。 『NANA』は、2人の主人公によって構成されています。同じ「NANA」名前を持つ2人が偶然出会い、一緒に住むことになるところから友情が描かれています。 2人は正反対の生き方をし、正反対の性格の持ち主、だからこそお互いを大切と思える心の絆を求め続けて、待ち続けられる関係になり「心の奥底の悲しみを埋め合う友情」が描かれているように感じられます。>もっとみる

代理処罰  日本ミステリー文学大賞新人賞受賞【電子書籍】

代理処罰 著者 ページ数 クチコミ評判
嶋中潤 335ページ ★★★★☆

家族愛を考えさせられる、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品

「代理処罰」は嶋中潤の作品で、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作で、何度もこれまで最終候補に残りながらも苦節14年を経ての渾身のミステリー作品です。 この作品の見どころは、高校生の娘が誘拐されて、サラリーマンの岡田に2千万円の身代金を要求されてます。更に受け渡しの条件に母親を指名されますが、妻は事故で女性をひき殺してしまい故郷であるブラジルに逃亡して行方知れずとなっていました。ブラジルに渡って、家族を捨てた妻を連れて帰らないと娘は救えません。絶体絶命の父親と、母親の謎めいた失踪、そして誘拐犯の真の目的と気になるところばかりです。>もっとみる

苦役列車 第144回芥川賞受賞作品【電子書籍】

西村賢太の苦役列車(電子書籍) 著者 ページ数 クチコミ評判
西村賢太 147ページ ★★★☆

2010年下半期第144回芥川賞受賞の私小説

中編小説「苦役列車」は、2010年に文芸誌「新潮」に発表された作家西村賢太の小説作品です。2010年下半期の第144回芥川龍之介賞を受賞し、授賞式で「風俗に行こうと思ってた」と言う発言も話題を集めました。 「友ナシ、金ナシ、女ナシ。この愛すべき、ろくでナシ」と言うキャッチコピーで2012年には映画化されていますが、映画も日本アカデミー賞やキネ旬ベストテンなど、数々の賞を受賞しています。 昭和後期の日本を舞台に、19歳だった主人公北町貫多の劣等感と怒りに満ちた日々が綴られています。作者の西村賢太自身、波瀾万丈な人生を送っている私小説家で、主人公の貫多に自分の経験が反映されています。 苦役列車と言うタイトルから連想させる通り、主人公の人生は苦難に満ちたもので、単純労働で日銭を稼ぐ毎日を過ごしています。>もっとみる

哲也~雀聖と呼ばれた男~ 第24回講談社漫画賞少年部門受賞【電子コミック】

哲也~雀聖と呼ばれた男~ 著者 ページ数 クチコミ評判
さいふうめい(原案)/星野泰視(作画) 171ページ ★★★★★☆

ドサ健や出目徳も登場する麻雀マンガ

『哲也~雀聖と呼ばれた男~』は、さいふうめい(原案)/星野泰視(作画)のギャンブル漫画で1997年から2004年まで『週刊少年マガジン』にて連載。2000年には第24回講談社漫画賞少年部門を受賞しました。同年『勝負師伝説 哲也』としてテレビ朝日系列にてテレビアニメが放映され時間帯別では高視聴率を記録しました。 主人公で、「麻雀放浪記」の作者でもある後の「阿佐田哲也」通称「坊や哲」が生まれ持っての天運とイカサマを用いて雀ゴロや玄人(バイニン)相手に麻雀でシノギを削り、毎日を死線で潜り抜ける勝負師としての男の物語を描いたのが哲也~雀聖と呼ばれた男~という作品。 この作品の最大の見どころは様々なイカサマ技を使う強豪玄人、相手に哲也がどのようにしてイカサマを見破り、ワザを返して勝利を得るかという所。自分の山に予め仕込んで置いた有効牌4枚を自分の手牌の不要牌とスリカエる左手芸。予め配牌に大三元が来るように仕込んで置く大三元爆弾。>もっとみる