電子書籍の書評ランキング

 
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映像化マンガライトノベル原作

XXXHOLiC (コミック)【電子書籍】

×××HOLiC 著者 ページ数 クチコミ評判
CLAMP 182ページ ★★★★☆

美しく妖しきCLAMP作品

2003年~2011年まで週刊ヤングマガジン別冊少年マガジンで連載され、TVアニメ化もされたCLAMPの人気作品です。また「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」や「BLOOD-C」といった人気作品ともリンクしている作品でファンはどれも見逃せません。 ×××HOLiCの見どころは登場人物たちの面白おかしい日常のなかに潜む、少しホラーめいた怖さです。主人公の四月一日(ワタヌキ)君尋は、壱原侑子が店主をしている願いが叶う店で働くことになります。願いが叶う店らしくそこを訪れる客は皆、それが人間であっても、或いはアヤカシをはじめとする人間ではないものたちであっても、様々な願いの成就を求めてやってきます。しかし、願いを叶えるためには対価が必要です。それは普通のお店のように、お金で交換ということではありません。客人の願いによって対価も様々です。 願いを叶えるための対価は、願うことの大きさに応じて重くなります。大変な願いを叶えるためには、大切なものを対価にしなければいけない。逆に言えば、どんなに悪いとされることでも相応の対価を払えば叶ってしまうのが、このお店の特徴でもあります。客人の中には、そういた良くない人間も少なくないのです。>もっとみる

鉄腕アトム 【電子コミック】

手塚治虫の鉄腕アトム(電子コミック) 著者 ページ数 クチコミ評判
手塚治虫 215ページ ★★★★★

大人になってから見ると印象の変わる作品

手塚治虫は数多くの名作を残しましたが、氏の代表作といっても過言ではないのがこの『鉄腕アトム』です。本作は1952年から1968年まで『少年』にて連載された作品です。手塚作品は、アニメには表現されていない「陰」の部分を持ったものが数多く存在します。「ジャングル大帝」では、生物は他の生き物を食べて生きるという「業」をレオ自身が体現しました。「海のトリトン」の原作「青いトリトン」では、異種間では理解しあえない面も厳然として存在することが示されました。 では原作では描かれ、アニメからは垣間見ることができない陰の面とはいったいどういった面でしょうか。よく言われるのは、ロボットの存在に仮託された人種差別問題です。人種差別は一見根拠の無い優越意識に由来していると思われがちですが、それは裏を返せば恐怖によるものです。自分が取って代わられるかもしれないという恐怖を打ち消すには優越意識にすがるしかありません。>もっとみる

はいからさんが通る 第1回講談社漫画賞少女部門受賞 【電子コミック】

はいからさんが通る 著者 ページ数 クチコミ評判
大和和紀 214ページ ★★★★★

作者のこだわりがうかがえる大正ロマン

週刊少女フレンドで1977年から1979年に連載された「はいからさんが通る」は主人公玉緒が、大正デモクラシー~シベリア出兵~関東大震災と激動の大正時代を生き抜いていく物語です。主人公がモテモテという設定は、少女マンガの王道とも言えるでしょう。 こマンガの見どころは、人物ひとりひとりがとても魅力的なところです。主役だけでなく、お手伝いさんといった脇役のキャラクターも丁寧に描かれています。ストーリーも、時代の価値観の転換、変貌もきちんと描かれています。また、和歌や歌舞伎などの伝統芸能、外国からの文化であるオペラなも盛り込んであり、内容の深い印象を受けます。>もっとみる

えむえむっ! 【電子書籍】

えむえむっ! 著者 ページ数 クチコミ評判
松野秋鳴(著)/QP:flapper(イラスト) 325ページ ★★★★

アニメ化を果たした矢先の悲劇

『えむえむっ!』は、松野秋鳴(著)/QP:flapper(イラスト)によるライトノベル作品です。2010年10月には、独立系UHF局を中心にTVアニメ化もされました。しかし悲しいことに作者「松野秋鳴」が2011年4月18日に帰らぬ人となり、作品も絶筆となりました。 青少年向けに描かれている作品が多いライトノベルでは、一般的に多かれ少なかれお色気シーンや性的な描写が描かれている作品が多いものですが、その中でもこの『えむえむっ!』という作品は特殊な性癖をもっているという「あえて危ないテーマ」で読者をひきつけている作品になります。>もっとみる

氷菓 ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞【電子書籍】

氷菓 著者 ページ数 クチコミ評判
米澤穂信(著)上杉久代(イラスト)清水厚 (写真) 217ページ ★★★☆

第5回角川学園小説大賞 ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞

この作品を読み始めたときは、省エネ主義の主人公折木奉太郎が古典部に入るきっかけとなった姉の供恵の手紙がちょっと押し付けがましいように思い、ストーリー導入部分でとっつきにくさ感じたのですが、物語が動き出すとすぐに引き込まれてしまいました。 この作品の見どころは、今ここの謎解きをしているように見せて、33年前の事件といつの間にかリンクしていくというストーリーテリングの妙だと思います。でもそれだけでなく、古典部部長である千反田える主体の謎解きと平行して奉太郎のストーリーが同時進行していくところも魅力です。奉太郎の性格や思考回路、言葉などはとても理屈っぽく感じられ、現代の高校生らしくないと感じてしまうとろもありましたが、奉太郎が「灰色」の、人との関係にコミットしていかない性分だからこそ、姉は強引にでも古典部への入部を勧めたのだな、と納得できました。>もっとみる

それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【電子書籍】

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ 著者 ページ数 クチコミ評判
庄司卓(著), 赤石沢貴士(イラスト) 448ページ ★★★★
それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコは、庄司卓著の富士見ファンタジア文庫(無事見出版)で発表されていたSF小説です。 女子高生山本洋子が一千年後の未来というパラレルワールドにて宇宙戦争を繰り広げるというストーリーが人気を博し、漫画化、テレビアニメ化、OVA化などマルチメディア化されました。1993年から刊行されていましたが、最終巻12巻を発表せずして連載を中断し、2010年に朝日ノベルズ(朝日新聞出版)にて最終巻を含む完全版が刊行されました。 完全版の刊行は多くのファンが待望していたことですが、やはり1993年の小説です。本作の処々に散りばめられたサブカルの描写が古く、若い人を取り込むには少し難しいかもしれません。逆に、1993年頃に中高校生だったファンは大いに楽しめます。ですが、本質はスペースオペラとして人気を博した作品です>もっとみる

ささみさん@がんばらない【電子書籍】

ささみさん@がんばらない 著者 ページ数 クチコミ評判
日日日(著),左(イラスト) 296ページ ★★★★
「ささみさん@がんばらない」はガガガ文庫より刊行されているライトノベルです。主人公である引きこもりの少女ささみさんと彼女の兄の2人を取り巻く穏やかな日常や世界をも揺るがす戦いを描いた物語は、日本や世界の神話もモチーフとされており八百万の神が活躍する独特な世界観を築いた作品です。日常系でありながら非日常なライトノベル作品として仕上がっています。物語は兄の神臣を中心に進むのですが、その兄を監視しているささみさんの視点で進むちょっと変わった進行方法が特徴です。 内容はというと、主人公のささみさんは引きこもりの美少女です。毎日ゲームやアニメ等のオタク趣味に明け暮れ、高校教師であるお兄ちゃんの行動を自宅から監視する日々を送っています。そんなささみさんのお兄ちゃんは筋金入りの奴隷体質であり、最愛の妹であるささみさんの身の回りの世話から理不尽な>もっとみる

銭ゲバ 【電子コミック】

銭ゲバ 著者 ページ数 クチコミ評判
ジョージ秋山 230ページ ★★★☆

下種人間極まれり!ドラマ化もされたジョージ秋山の名作銭ゲバ

  銭ゲバは1970年から1971年にかけて週刊少年サンデーで連載されていたというから驚きの作品です。主人公の蒲郡風太郎がなぜお金にこだわるようになったのかといった、背景から物語は始まるのですが、多くの漫画の場合だらだらと飽きられがちなものですが、この銭ゲバは違います。なぜお金に汚くこだわるようになったのかというのがさらっと入ってきます。1970年の作品ですので絵などは幾分古い感じがするかもしれませんが、無駄な線が少なくその分読みやすくはっきり言って子供向けではなく大人向けの漫画です。>もっとみる

炎の蜃気楼(ミラージュ) 【電子書籍】

炎の蜃気楼(ミラージュ) 著者 ページ数 クチコミ評判
桑原水菜(著)/東城和実・浜田翔子(イラスト) 260ページ ★★★★

人生のバイブルにもなるBL作品

炎の蜃気楼(ほのおのみらーじゅ)は桑原水菜著の小説でいわゆるBL本に分類されます。イラストは、1~12巻は東城和実が担当し 13~40巻は浜田翔子が担当しています。非常に人気が高くアニメ化OVA化もされています。 この小説の見どころとしては、出てくる人物の大半が時代劇などでお馴染みの人物であるということですが、主人公と準主人公的な存在である二人は、あまり歴史上有名な人物ではないところです。 主人公は上杉景虎であり、準主人公は彼が敵対した上杉景勝に使えた直江信綱です。この二人が上杉謙信に命じられ、いくども身体を変えながら現代にまで生き延び、同じように蘇った戦国時代の武将たちと戦うというストーリーです。ゲームのようなバトルも面白いですが、色々と歴史上の人物が出てくるところも面白いです。>もっとみる

浮浪雲 【電子コミック】

浮浪雲 著者 ページ数 クチコミ評判
ジョージ秋山 158ページ ★★★★

ジョージ秋山初の青年漫画連載作品

ジョージ秋山といえば、昭和40年代から60年代まで、社会派から娯楽作品まで幅広く活躍されていた作家です。登場人物の絵柄を見るとすぐに「ジョージ秋山」の名前が浮かぶような独特のタッチで、様々な名作が世に出されました。 この浮浪雲は1973年~ビッグコミックオリジナルで連載開始された作品で意外なことに同作がジョージ秋山初の青年漫画進出作品にもなります。浮浪雲はドラマ化されたり、テレビCMに登場するなど大変有名なキャラクターです。主人公は一旦抜けば、滅法強い剣の使い手ではありますが、市井に生き、あまり感情を露わにせず、女性にもモテて、いざ家庭においてはある意味いい加減ながら、父親としての尊厳もどこか漂わせていて、それでいて人情家の一面もある、といういわば男が憧れる生き方を貫いている男らしい男の代表選手と申せるのではないでしょうか。>もっとみる