電子書籍の書評ランキング

 
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編集部のおすすめ本

神々の山嶺【電子書籍】

A1bc2wjSwhL._SL1500_ 著者 ページ数 クチコミ評判
夢枕 獏 1,071ページ ★★★★★

映像化不可能な小説No.1がついに映画化

『神々の山嶺』は、1997年に刊行された夢枕獏の作品で、第11回平成10年度柴田錬三郎賞を受賞。多彩な作風で読者を魅了する夢枕漠が壮大なスケールで描く、山に命を懸けた男たちの生きざまに息を呑む山岳叙事詩。 1993年6月、登山家でカメラマンの深町誠はネパールのカトマンドゥにいた。2ヶ月前の4月に仲間たちと共にエベレスト登頂にチャレンジするも、登頂は断念、その上、滑落による2名の死亡者を出して、下山する事になってしまったのだ。 他の写真の撮影があるため、帰国する仲間を見送った深町だったが、あまり仕事に手がつかず、あてどなくカトマンドゥを歩いていた。>もっとみる

小野寺の弟・小野寺の姉 【電子書籍】

小野寺の弟・小野寺の姉 著者 ページ数 クチコミ評判
西田征史 123ページ ★★★★☆

2014年10月公開の映画原作小説

「小野寺の弟・小野寺の姉」は、脚本家であり演出家でもあり、幅広くヒット作品を生み出してきた『西田征史』の初の小説作品です。2014年10月25日には、同名タイトルの映画化作品が公開(主演:向井理・片桐はいり)。 「小野寺の弟・小野寺の姉」は、東京の片隅の木造一軒家に2人で暮らす弟の小野寺進と姉のより子の、ほのぼのとした日常を描いた作品です。それぞれ失恋の痛みをひきずりながらも、冴えないけれどささやかな幸せを大切にしながら暮らす進とより子。40歳になっても彼氏もいない姉のより子は、母親のように家事をこなして、30歳を過ぎた弟の進は、そんなより子に幸せになってもらいたいと心の中ではいつも願っています。>もっとみる

柘榴坂の仇討 【電子書籍】

柘榴坂の仇討 著者 ページ数 クチコミ評判
浅田次郎 27ページ ★★★☆

2014年映画化された短編小説

『柘榴坂の仇討』は浅田次郎の短編小説で、2014年9月に中井貴一主演で公開された同名映画の原作時代小説です。本作は30ページ足らずの本当に短い作品で五郎治殿御始末に収録されている一作品です。映画化に伴いこの『柘榴坂の仇討』を抜粋した形で電子書籍化され¥100という破格の料金で読めることになりました。 まず柘榴坂の仇討の映画化に際しては、雪の静けさが印象的な作品だけれどもよくこれだけ短い小説を映画化したものだと驚きました。登場人物も主人公と妻・秋元と妻・佐橋くらいなもの。細かく言っても主人公の父、俥引きの同僚、若い酌婦くらいなもので、どのようにふくらまして映画化したのか興味はそそられます。 本作の軸となるのは、彦根藩主であり時の幕府の大老である井伊直弼が暗殺された桜田門外の変になります。主人公である志村金吾は剣の腕と、その通っていた道場の背景から井伊直弼の近習となりますが、桜田門外の変の折、自分は手傷を負うことなく助かってしまいます。父母は息子の責を負うため自ら自害し、その結果「志村金吾」は命を取り留めるものの仇討をせよと藩からの命が下ります。志村金吾は幕末から明治政府が樹立しても仇討を諦めるふうはありません。すでに仇討の命を出した彦根藩も1871年の廃藩置県によりなくなっています。>もっとみる

悪童日記 【電子書籍】

悪童日記 著者 ページ数 クチコミ評判
アゴタ・クリストフ(著)/堀茂樹 (訳) 301ページ ★★★★☆

アゴタ・クリストフが描く傑作小説第一弾

『悪童日記』は、幼少期を第二次大戦の戦禍ですごし、政治体制が社会主義となった母国ハンガリーから西側に亡命したアゴタ・クリストフの処女小説で1986年に刊行された三部作の第一弾にあたる小説。2014年10月3日から日本でも映画が公開されている旬な作品。 悪童日記のストーリー展開は独特だ。それは、本作は主人公である「ぼくら」の視点で描かれた日記(作文)形式で物語が進むからだ。この作品の主人公「ぼくら」は幼い双子の兄弟で戦争が激化し大都市から田舎の祖母の元に疎開するところから物語は始まる。 徹底的に曖昧な描写を排除し作文を綴る『ぼくら』。彼らはお互いの日記について「良」か「不可」を採点し、曖昧な感情表現があるものは不可とし廃棄、そしてそのお題について書きなおさなければならい。>もっとみる