第26回 クリエイターは常識にとらわれてはいけない! 1.「あり得ない」は「あり得ない」 小池一夫です。 いつの時代にも若者の「言葉の乱れ」というものを嘆く人がいるものです。 自分たちの知らない言葉、わからない常識……若者たちの言動を見て、上の世代の人間は眉をひそめますが、これはその人の「ス...(2016年08月31日) >もっとみる
第25回 あなたはどのような技を持っていますか? 小池一夫です。 「あなたは《技》を持っていますか?」 と聞かれた時、あなたはどう答えますか? 技というと、「スペシウム光線」とか「ライダーキック」、「真剣白刃取り」みたいなものを思い浮かべるかもしれません。...(2016年08月24日) >もっとみる
第24回 物事の見方を変えよう! 小池一夫です。 大学の学生と話をしていたとき、こんな会話になりました。 「お笑い番組はばか騒ぎしているだけで、面白くないから見ない」 「お笑い芸人は何でも笑いに持っていくから好きじゃない」 確かに、そういう番組もあるかもしれません。...(2016年08月17日) >もっとみる
第23回 セリフとは、はみ出した「キャラクター世界」である 小池一夫です。 今日は「セリフ」の話をしましょう。 1. セリフは「読ませてはいけない」 漫画の場合、僕はよく 「字画同一」(じがどういつ) を心がけなさい、と言っています。 漫画においては、《フキダシ》の中のセリフもまた、《画》であると考えましょう。...(2016年08月10日) >もっとみる
第22回 キングコングにはキャラクターのすべてがある 小池一夫です。 今年はモンスターの年ですね。 庵野秀明総監督の『シン・ゴジラ』は大評判ですし、『ポケットモンスター』もスマホという新しいメディアに入ることで、海外から人気に火がつき、社会現象になるぐらいの大復活を遂げました。...(2016年08月03日) >もっとみる
第21回 ドラマは《困った》から始まる 小池一夫です。 以前、「まず《悪》より始めよ」ということを言いました。 《悪》といっても、悪人のことだけじゃありません。 悪い事件、悪い事故、悪いトラブルということです。 (さらに…)...(2016年07月27日) >もっとみる
第20回 《オカルト》はスーパーキャラクターの「るつぼ」なンだ! 小池一夫です。 《オカルト》というのは、キャラクターととても縁が深いものなのですが、みなさんは《オカルト》という言葉から、何を思い浮かべるでしょうか? もしかして社会と隔離された、常軌を逸した宗教団体のこと? それは《オカルト》ではなく「カ...(2016年07月20日) >もっとみる
第19回 目に見えないモノが「見える」――幽霊こそがキャラクターだ! 1.幽霊はキャラクター・オブ・キャラクターだ 小池一夫です。 「幽霊」といえば、暑い夜を涼しくさせる、夏の風物詩というべきキャラクターです。 みなさんは、幽霊というと、どのようなものを想像しますか? (さらに…)...(2016年07月13日) >もっとみる
第18回 キャラクターはメタモルフォーゼが必要! 小池一夫です。 キャラクターには「メタモルフォーゼ」が必要です。 「メタモルフォーゼ(Metamorphose)」とは、ドイツ語で「姿を変える」「変身」、あるいは「転生する」(生まれ変わる)という意味があります。 英語では「Transform」ですね。 「変身」。...(2016年07月05日) >もっとみる
第17回 動物キャラクターはなぜ愛されるか? 1.人間は本能的にキャラクターを求める 「キャラクター」とは、人間の《本能》なのだと私は考えています。 たとえば壁に「○」が描いてあるとしましょう。 あなたはその「◯」にどれくらい注目するでしょうか。 僕なら「何だろうこの丸は」と、一瞬、注目する程度かもしれません。 「ただの丸」ですから。...(2016年06月29日) >もっとみる