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中谷彰宏の新・妄想日記

#610 1000分の1の破片で

あなたの破片が、好き。 あなたとの待ち合わせはジグソーパズル。 1000ピースのジグソーパズル。 たった1つのピースでも、あなただと私には分かる。 だから、あなたとの待ち合わせは楽ちん。・・・>more

#609 深い、薄味

あなたの深い薄味が、好き。 和食店に入った。 最初に、お椀(わん)が出た。 蓋を開けると、湯気が出る。 香りが漂う。 アラジンの魔法のランプみたい。 この瞬間に、もうお吸い物を飲み干した気分になる。・・・>more

#608 滴が、伸びていく

あなたの表面張力が、好き。 あなたとの、食事のあとの帰り道。 このあたりは日本家屋が多い。 ふわりと、風が吹いた。 あなたの前髪が揺れた。 「雨だ」 雨の気配は全くなかったのに。 天気予報では、雨マークはなかったけど。・・・>more

#607 してはいけないから

あなたの反則が、好き。 あなたと、美術館に行った。 企画展のコーナーは、混んでいた。 常設コーナーは、空いている。 常設コーナーに、先週までの企画展で大行列だった作品が、並んでいる。 見ている人は、誰もいない。・・・>more

#606 声のない声が、聞こえる

あなたの小さな声が、好き。 あなたはいつも、ささやく。 あなたの声は通る。 だから、あなたの声は大きいのだと思っていた。 意識して聴いてみると、あなたは小さな声で話している。・・・>more

#605 見ない、涼しさ

あなたの涼しさが、好き。 あなたと待ち合わせをした。 あなたはカフェで本を読んでいた。 あなたがスマホを見ているところを、あまり見たことがない。 あまりというより、ほとんど見たことがない。・・・>more

#604 開かずの窓を、開けて

あなたの窓の開け方が好き。 私は、掃除当番が好きだった。 優等生ぶってるわけではないけれど。 特に、隅っこを掃除するのが好きだった。 一番好きだったのは、窓のレールの掃除だった。・・・>more

#603 幸せの匂いで

あなたの幸せの匂いが、好き。 あの日、私は寝不足だった。 寝不足になると、目頭が重くなる。 机にうつ伏せになって、目を閉じていた。 目を閉じるだけで、目が休まった。 いい匂いがした。 何の匂いかな。・・・>more

#602 人の顔を、覚えられない

あなたの、顔を覚えないところが好き。 あなたは人の顔を覚えない。 覚えることができなのか、覚えようとしていないのか分からない。 こんなになんでも覚えてる人が、面白い。・・・>more

#601 透明人間が、笑っている

あなたの透明感が好き。 あなたは透明人間になる。 気配を一切、消す。 忍者が森に同化するように。 こんなに目立つ人が全く目立たなくなる。 大きなパーティーでもすぐ目に付く人が、隣にいても気づかなくなる。・・・>more