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電子書籍ニュース

#543 そんなところを、見てる

nakatani
あなたが変なところを見ているのが、好き。 あなたと、美術館に行った。 美術館に行くと、別行動をさせてくれる。 そのお陰で、集中できる。 あなたにも、気を使わないですむ。 あなたは、まるで1人で来ているように、作品に集中している。 集中しているあなたも、1つの作品。...(2019年11月11日) >もっとみる

#542 全部、見てもらえる

nakatani
あなたに見られるのが好き。 あなたと競技場に行った。 いい試合だった。 あなたは、私とは全く違うところを見ていた。 あなたが見ていたのは、試合ではなかった。 何を見ているのか、分からなかった。 私が見ていない何かを、見ていた。 競技場の試合を、生で見るのは、難しい。...(2019年11月08日) >もっとみる

#541 豊かな時間の中に

nakatani
あなたの豊かな時間が好き。 あなたと一緒にいるときの、心地よさは、なんだろう。 贅沢(ぜいたく)。 そうじゃない。 物質的な贅沢じゃない。 もっと目に見えないもの。 この感覚は、何かで味わったことがある。 なんだろう。 そうだ。 音楽だ。 あなたから、緩やかな時間が流れている。 豊かな時間。...(2019年11月04日) >もっとみる

#540 鐘が、鳴り続けている

nakatani
あなたの余韻が好き。 いつの間にか、眠ってしまっていた。 あなたの腕の中で、まどろむのが好き。 もったいないけど、眠ってしまうのも好き。 寝ていたいのに、ぼんやり目が覚めるのも、好き。 そのとき。 ボーン。 遠くで、お寺の鐘が鳴った気がした。 カーテンの隙間が、少しだけ、明るい。 時間的には、5時か、6時か。...(2019年11月01日) >もっとみる

#539 エスプレッソを、お代わり

nakatani
あなたの、エスプレッソなところが好き。 あなたと、コーヒー専門店に入った。 ドアを開けるなり、香ばしい香りがしてきた。 床が、ウッド。 音楽も、流れていない。 しんとしている。 カウンターに並んで、座った。 壁には、コーヒーカップが、並んでいる。 エスプレッソの、こだわりのお店だった。...(2019年10月28日) >もっとみる

#538 美術館の中で、愛されて

nakatani
あなたの、いつも通りが好き。 あなたと、美術展に行った。 あなたは、美術館が似合う。 まるで美術館のオーナーのように、淡々と楽しんでいる。 あまたと、5つ星ホテルに行く。 あなたは、5つ星ホテルが似合う。 ここでも、あなたは5つ星ホテルのオーナーのように見える。...(2019年10月25日) >もっとみる

#537 心臓を、かわいがられて

nakatani
あなたの厳しさが好き。 年1回の健康診断に行った。 腕を入れるタイプの血圧計で、血圧を測った。 こっそりだけど。 私は、血圧計が好き。 腕を締め付けられる感覚が、たまらない。 自宅用に買おうとする衝動を抑えている。 血圧計のこの感覚は……。 あなたに、似ている。 あなたは、甘い。 でも、甘やかしているわけではない。...(2019年10月21日) >もっとみる

#536 信号を、挟んで

nakatani
あなたのテレパシーが、好き。 あなたと、待ち合わせ。 あなたを、信号を渡ったところで待つ。 夕暮れ。 大勢の人が歩いている。 あなたが、来た。 信号の向こう側。 どんなに大勢いても、あなたは目立つ。 浮かび上がっている。 そこだけが、パートカラーになっている。 うわっ。 この人と、私は、待ち合わせている。...(2019年10月18日) >もっとみる

#535 テレパシーを、共有して

nakatani
あなたの「…………」が好き。 ホテルのロビー。 突然、あなたと会った。 約束していない。 私は、仕事。 そんなとき、あなたは聞かない。 「仕事?」とか、「何してるの?」とか。 何も、聞かない。 私も、何も聞かない。 気がついたら、ホテルのロビーで見つめている。 見つめられている。 見つめ合っている。...(2019年10月14日) >もっとみる

#534 当たった膝を、味わって

nakatani
あなたの膝が好き。 あなたと、カフェに入った。 初めて入るカフェ。 向かい合わせに座る小さなテーブルが、かわいい。 すべてが、小さな造り。 手作りパンケーキが、自慢のお店らしい。 あなたが、飲み物とパンケーキを頼んでくれる。 私の視線に、気づいてくれるのが、うれしい。 カフェまでが、美術館に見えてくる。...(2019年10月11日) >もっとみる