電子書籍の書評ランキング

 
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電子書籍ニュース

#659 香りのように、漂いながら。

nakatani
 あなたの紅茶の入れ方が、好き。  あなたと、ホテルのカフェ。  今日は、アフタヌーンティー。  紅茶は、私は、イングリッシュ・ブレンド。  あなたは、ダージリン・セカンドフラッシュ。  砂時計が、置かれる。  気がつくと。  あなたが、回転式のストレーナーで、私のカップに注いでくれる。  香りが立ち込める。...(2020年12月21日) >もっとみる

#658 全部、見透かされる幸せ。

nakatani
 あなたの心の盗聴が、好き。  あなたと、ルームサービス。  あなたが、仕事に行っている間に、私はお部屋に入ってくつろいでいる。  あなたが、戻ってくるまで、もう少しの時間がある。  ルームサービスのメニューを見る。...(2020年12月18日) >もっとみる

#657 約束した日から、始まっている。

nakatani
 あなたとの食事の準備が、好き。  あなたと今度食事をする約束をする。  あなたは、早く連絡してくれる。  この心遣いが、嬉しい。  日程だけではなくて、お店も教えてくれる。  お店のサイトを見る。  外観を見る。  内装を見る。  それから、服選びが始まる。  クローゼットから、選ぶ。  試しに、着てみる。...(2020年12月14日) >もっとみる

#656 あなたに、注ぎこみたい。

nakatani
 あなたのスープの飲み方が好き。  あなたと美術館に行った。  美術館に行くと、お腹が空く。  そんな私を、あなたはすぐに、見抜く。  すいすいと、ミュージアム・カフェに入っていく。  おいしそうな洋食の香りが漂っている。  メニューを見る。  迷う。  決まっているけど、迷う。...(2020年12月11日) >もっとみる

#655 同時に、かわいい。

nakatani
 あなたの「かわいい」が、好き。  カフェで、あなたと話をしている時、気づいた。  けっこう、私は、くだらない話をしている。  自分でも、思う。  落ちもない。  それでも、あなたは、くだらない話につきあってくれる。  面白い話につきあうのは、簡単。...(2020年12月07日) >もっとみる

#654 男性にも、優しい。

nakatani
 あなたの寝言が、好き。  目が、覚めた。  あなたの、腕の中。  話し声で、起きた気がした。  あなたを見た。  あなたは、少年のように優しい顔で眠っている。  さっきの声は。  聞き覚えのある声だった。  ボイスレコーダーを、再生する。  優しい声。  あれは、あなたの声。  あなたが、誰かと、話していた。...(2020年12月04日) >もっとみる

#653 あなたの夢の中に。

nakatani
 あなたの夢が好き。  目が、覚めた。  あなたの腕の中だった。  あなたを、見上げる。  あなたは、何も言わないで、キスしてくれる。  あなたは、いつから起きてたの。  それとも、同時に起きたのかな。  カーテンの外は、まだ暗い。  外の音の気配もない。  夜明けまで、まだしばらく時間がある。...(2020年11月30日) >もっとみる

#652 無音を、聴く。

nakatani
 あなたの音の風景が、好き。  あなたと、明治の別荘地のお庭を、見て回る。  あなたは、教えてくれた。  明治は、忙しい時代だった。  激動の時代だった。  そんな中で、指導者は癒やしを求めた。  江戸の大名庭園ではなく、故郷の里山の小川を求めた。  そこには、川が流れ、鳥が鳴いていた。...(2020年11月27日) >もっとみる

#651 せせらぎの音が、半音上がる。

nakatani
 あなたの敏感な耳が好き。  あなたと、お庭を歩いた。  川のせせらぎが、聴こえた。  川は、見えなかった.  このお庭は、前に一人で来たことがあった。  その時は、せせらぎの音は、聴こえなかった。  最近、できたわけではない。  あの時は、心がざわついていて、せせらぎを聴く余裕が、私にはなかった。...(2020年11月23日) >もっとみる

#650 踊るように、注いで。

nakatani
 あなたの紅茶の注ぎ方が、好き。  あなたと、カフェ。  今日の気分は、ダージリン。  ポットと、砂時計が置かれる。  ダージリンの甘い香りが、立ち上る。  ポットから、温かみが伝わってくる。  砂時計が、名残りおしそうに、落ちていく。  もう少し。  この時間が、好き。...(2020年11月20日) >もっとみる