電子書籍の書評ランキング

 
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電子書籍ニュース

#547 女の子を、大人の女に

nakatani
あなたの、子どもに見られるところが、好き。 あなたと、新幹線の中。 家族連れが、乗っている。 連休なのを、忘れていた。 どこかで、赤ちゃんが、泣いている。 ビジネスマンが、咳払(せきばら)いをした。 「泣かせるなよ」と、あからさまに伝える咳払いだった。 男性は、赤ちゃんの泣き声が苦手。...(2019年11月25日) >もっとみる

#546 コートを脱ぐと、腕の中に

nakatani
あなたのコートの脱がせ方が、好き。 今日、初めてのコートを着た。 あなたと一緒に、お店の中に入った。 えっ。 何が起こったのか、分からなかった。 プレーバック。 スローモーションで、もう一度。 私は、コートを脱ごうとした。 肩を抜いた瞬間、私は180度、回転していた。 あなたに、背中を向けていた。...(2019年11月22日) >もっとみる

#545 静けさに、吸い込まれて

nakatani
あなたの静けさが、好き。 あなたと、レストランにいる。 静かだった。 あなたは、それ以上に静か。 意外だった。 あなたは、いつも楽しそう。 にぎやかな人だと、みんなは思っている。 私も、思っていた。 それは、あなたのサービス精神。 あなたは、静謐(せいひつ)。 無音というわけでもない。...(2019年11月18日) >もっとみる

#544 前世の恋人のように

nakatani
あなたの1920年代が好き。 あなたと、ホテルに食事に行った。 周りのお客様は、きちんとしていた。 ウォーム・ビズ系の服装の人は、1人もいない。 一部上場企業の会長さんと奥様という感じの人ばかりだった。 男性は、きちんとした服装。 奥様も、それにふさわしい服装。 残念な服装の人は、1人もいなかった。...(2019年11月15日) >もっとみる

#543 そんなところを、見てる

nakatani
あなたが変なところを見ているのが、好き。 あなたと、美術館に行った。 美術館に行くと、別行動をさせてくれる。 そのお陰で、集中できる。 あなたにも、気を使わないですむ。 あなたは、まるで1人で来ているように、作品に集中している。 集中しているあなたも、1つの作品。...(2019年11月11日) >もっとみる

#542 全部、見てもらえる

nakatani
あなたに見られるのが好き。 あなたと競技場に行った。 いい試合だった。 あなたは、私とは全く違うところを見ていた。 あなたが見ていたのは、試合ではなかった。 何を見ているのか、分からなかった。 私が見ていない何かを、見ていた。 競技場の試合を、生で見るのは、難しい。...(2019年11月08日) >もっとみる

#541 豊かな時間の中に

nakatani
あなたの豊かな時間が好き。 あなたと一緒にいるときの、心地よさは、なんだろう。 贅沢(ぜいたく)。 そうじゃない。 物質的な贅沢じゃない。 もっと目に見えないもの。 この感覚は、何かで味わったことがある。 なんだろう。 そうだ。 音楽だ。 あなたから、緩やかな時間が流れている。 豊かな時間。...(2019年11月04日) >もっとみる

#540 鐘が、鳴り続けている

nakatani
あなたの余韻が好き。 いつの間にか、眠ってしまっていた。 あなたの腕の中で、まどろむのが好き。 もったいないけど、眠ってしまうのも好き。 寝ていたいのに、ぼんやり目が覚めるのも、好き。 そのとき。 ボーン。 遠くで、お寺の鐘が鳴った気がした。 カーテンの隙間が、少しだけ、明るい。 時間的には、5時か、6時か。...(2019年11月01日) >もっとみる

#539 エスプレッソを、お代わり

nakatani
あなたの、エスプレッソなところが好き。 あなたと、コーヒー専門店に入った。 ドアを開けるなり、香ばしい香りがしてきた。 床が、ウッド。 音楽も、流れていない。 しんとしている。 カウンターに並んで、座った。 壁には、コーヒーカップが、並んでいる。 エスプレッソの、こだわりのお店だった。...(2019年10月28日) >もっとみる

#538 美術館の中で、愛されて

nakatani
あなたの、いつも通りが好き。 あなたと、美術展に行った。 あなたは、美術館が似合う。 まるで美術館のオーナーのように、淡々と楽しんでいる。 あまたと、5つ星ホテルに行く。 あなたは、5つ星ホテルが似合う。 ここでも、あなたは5つ星ホテルのオーナーのように見える。...(2019年10月25日) >もっとみる