DNPなど4社、視覚障がい者向け電子図書館システムを共同開発

DNPなど4社、視覚障がい者向け電子図書館システムを共同開発

2016年5月18日

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従来の電子図書館サイト  今回開発した電子図書館用テキストサイト
※画像は大日本印刷より

大日本印刷株式会社(DNP)、株式会社図書館流通センター(TRC)、日本ユニシス株式会社及び株式会社ボイジャーの4社は16日、視覚障がい者向け電子図書館システムを共同開発したと発表した。

今回発表されたシステムには、視覚障がい者が図書館を利用する際に、タイトル、著者名、本文の音声読み上げとキーボード操作で読みたい本を探し、借り、読む(聞く)ことをできるようにする閲覧用Webブラウザーが搭載されている。

DNP、TRC、日本ユニシス、ボイジャーの4社が2014年より立命館大学の研究プロジェクト「電子書籍普及に伴う読書アクセシビリティの総合的研究」(IRIS)に参画する形でスタートし、社会福祉法人三田市社会福祉協議会(兵庫県三田市)および「公共図書館で働く視覚障害職員の会」の協力を得て、システムを開発した。
それぞれ4社の役割は、DNPが電子図書館システム全体の企画・運営、TRCは電子書籍の書誌データベース(TRC MARC)の制作・コンテンツの企画・システム販売、日本ユニシスはシステム開発・保守、ボイジャーはビューワの企画・開発をそれぞれ行っていくという。

今後の展開としては、2016年4月から三田市立図書館で検証実験が行われ、夏にサービスを開始する予定で、利用者や図書館からの要望に基づいて機能の拡充を進め、3年間で200図書館以上への導入と、30億円の売上を目指している。

本年4月に「障害者差別解消法」が施行され、全国の公共・大学図書館で情報へのアクセスのしやすさを確保することが求められており、このシステムの開発により視覚障がい者の読書機会が広がることが望まれる。

参照】
INTERNET Watch:http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20160516_757514.html
大日本印刷ニュースリリース:http://www.dnp.co.jp/news/10122840_2482.html





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