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【特集】映画『何者』が公開中!朝井リョウ作品紹介

【特集】映画『何者』が公開中!朝井リョウ作品紹介

2016年10月18日

朝井リョウの代表作でもあり、第148回直木三十五賞受賞した作品『何者』が10月15日に映画公開された。
この公開に合わせて、朝井リョウの作品の中から特に映像化された作品を特集で紹介!
これを機会に朝井リョウの魅力に取り付いてみてはいかがでしょうか。

【インタビュー】「時代を切り取る小説家・朝井リョウ先生が描くこれからのこと」こちら

『何者』

〈イントロダクション〉
理香の部屋を「就活対策本部」として定期的に集まる5人。
それぞれが抱く思いが複雑に交錯し、徐々に人間関係が変化していく。
やがて「裏切り者」が現れたとき、これまで抑えられていた妬み、本音が露になっていく。
果たして彼らは「内定」を取ることができるのか? そして「内定」を取れば「何者」かになれるのか?
まだ誰も見たことのない超観察エンタメここに解禁!

〈キャスト〉
佐藤健/有村架純/二階堂ふみ/菅田将暉/岡田将生/山田孝之

映画「何者」公式サイト:http://nanimono-movie.com/

『何者』

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〈内容紹介/あらすじ〉
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。
〈購入リンク〉
kindlekobogoogle

 

『何様』

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〈内容紹介/あらすじ〉
「何者」のアナザーストーリーとして六篇が収録されている1冊
光を求めて進み、熱を感じて立ち止まる――。光太郎が出版社に入りたかったのはなぜなのか。理香と隆良の出会いは?
瑞月の父に何があったのか。拓人を落とした面接官の今は……。
「就活」の枠を超えた人生の現実。直木賞受賞から3年、発見と考察に満ちた作品集。書下ろし作品も収録。
〈購入リンク〉
kindlekobogoogle

 

『何者』は、2013年に第148回直木三十五賞を受賞した作品。朝井リョウは、直木賞史上初の平成生まれの受賞かつ男性受賞者としては最年少ということで話題になりました。昨年までは会社員として働きながらの兼業作家でしたが、就職して初の作品がこの『何者』でした。就職活動を実際に行った朝井リョウだからこそ、描けた世界を感じてみてはいかがでしょうか。『何様』は、『何者』のアナザーストーリーとなっていますが、それぞれが短編小説として独立しています。
『何者』を読んでいなくても楽しめるかと思いますが、先に読んでおくとさらに楽しめるでしょう。映画を鑑賞したあとに、原作の『何者』、アナザーストーリー『何様』でさらにその世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

以下は映画、ドラマ、アニメなど映像化されたされた3作品です。

『桐島、部活やめるってよ』

51dSoEBZlfL〈内容紹介/あらすじ〉
早稲田大学在学中に第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウのデビュー作。
映画化大ヒット小説! きっかけは、キャプテンの桐島が突然バレー部をやめたことだった。そこから波紋が広がっていく。
地方の県立高校のバレー部、ブラスバンド部、女子ソフトボール部、映画部、野球部――。それぞれの部活で、教室で、グラウンドで、5つの物語がリンクする。彼らがそれぞれ抱える問題は? 桐島はなぜ部活をやめたのか?
〈購入リンク〉
kindle kobo

『桐島部活やめるってよ』は朝井リョウのデビュー作品。早稲田大学在学中の2009年に第22回小説すばる新人賞を受賞。受賞当時、初の平成生まれの受賞者として話題になった。
この作品は、高校生をテーマにした作品で、朝井リョウ自身も高校時代はバレー部でした。
2012年に、監督・吉田大八、脚本・吉田大八、喜安浩平、主演・神木隆之介で映画化され、第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞などその年の日本の主要映画賞を総なめにした。

 

 

『武道館』

41YX+6M26eL〈内容紹介/あらすじ〉
【正しい選択】なんて、この世にない。
結成当時から、「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。
独自のスタイルで行う握手会や、売上ランキングに入るための販売戦略、一曲につき二つのパターンがある振付など、
さまざまな手段で人気と知名度をあげ、一歩ずつ目標に近づいていく。
しかし、注目が集まるにしたがって、望まない種類の視線も彼女たちに向けられる。
「人って、人の幸せな姿を見たいのか、不幸を見たいのか、どっちなんだろう」
「アイドルを応援してくれてる人って、多分、どっちもあるんだろうね」
恋愛禁止、スルースキル、炎上、特典商法、握手会、卒業……
発生し、あっという間に市民権を得たアイドルを取り巻く言葉たち。
それらを突き詰めるうちに見えてくるものとは――。
「現代のアイドル」を見つめつづけてきた著者が、満を持して放つ傑作長編!
〈購入リンク〉
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『武道館』は今年の2月にフジテレビ系列「土ドラ」にてドラマ化。また、スカパー!でも放送され、こちらではドラマ本編にオリジナルシーンなどが追加された。
朝井リョウ自身もモーニング娘。’16などが在籍している「ハロー!プロジェクト」(以下、ハロプロ)のファンであり、アイドルのファンとして知られている。その朝井リョウが書いたアイドルをテーマにした作品ということで、出版直後から朝井リョウのファンのみならず、アイドルファン、ハロプロやAKB48、乃木坂46などの現役アイドルグループのメンバーからも注目を浴び、絶賛を受けた。
さらにドラマ化にあたっては、その朝井リョウが応援しているハロプロのグループ1つJuice=Juiceのメンバーが作中のアイドルグループ「NEXT YOU」を演じ、話題になった。
なお、このJuice=Juiceは、11月7日に日本武道館公演の開催が発表され、「NEXT YOU」の夢を現実世界で実現させた。

 

『チア男子!!』

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〈内容紹介/あらすじ〉
大学1年生の晴希は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた。
だが、負けなしの姉と比べて自分の限界を悟っていた晴希は、怪我をきっかけに柔道部を退部する。
同時期に部をやめた幼なじみの一馬に誘われ、大学チア初の男子チームを結成することになるが、集まってきたのは個性的すぎるメンバーで……。チアリーディングに青春をかける男子たちの、笑いと汗と涙の感動ストーリー!

 

【書評】チア男子!!こちら

〈購入リンク〉
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『チア男子!!』は、デビュー作『桐島、部活やめるってよ』に続く、朝井リョウの2作目の作品。
作中の「BREAKERS」は、朝井リョウの母校早稲田大学の男子チアリーディングチーム「SHOCKERS」より着想を得ている。『何様』が大学生の就活を描いた作品なら、『チア男子!』は大学の青春を描いた作品となっている。
この7月から9月にTOKYO MX系で放映され話題になった。
また、今年の12月には舞台化が決定。『ライブ パフォーマンス ステージ「チア男子!!」 』としてAiiA2.5 Theater Tokyoで12月9日~12月18日まで公演。
小説でも、アニメでも感じられない迫力を、この舞台で感じてみてはいかがでしょうか。ライブ パフォーマンス ステージ「チア男子!!」 オフィシャルホームページ