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【特集】第二回 『ブックカバーの着せ替え』本とファッションの交点

【本とファッションの交点特集】第二回 『ブックカバーの着せ替え』

2017年10月13日

【ブックカバー、みんな違ってみんないい】

ブックカバーは、本のおまけではあるが非常に奥深い。
2回目、3回目……、と改めて本を手にするとき、ブックカバーを通じてノスタルジーを感じることだろう。

先ほどはブランド、作品別の事例を観てきた。しかし、本を買うのはインターネット上や実店舗である。
次にご紹介する3つの書店は、ブックカバーの趣向が凝っている。
ご紹介する書店に行くと、ファッショナブルなブックカバーを手にすることができる。

是非、ご覧頂き書店に足を運んでみてはどうだろうか。

【ブックカバーを侮るなかれ!ユーモアに富んだブックカバー 書店編】

ジュンク堂書店 池袋本店

全国チェーンのジュンク堂書店の総本山である池袋本店。今年8月28日に、ジュンク堂書店は開店20周年を迎えた。現在、メモリアルイヤーに合わせて、イベントが種々開催されている。
(20周年企画についてはこちらから)

おそらく、多くのかたがジュンク堂で本を購入したことがあるのではないだろうか。
ではなぜ、ここで取り上げるのか。それは、池袋本店のみ20周年記念デザインのブックカバーを掛けてもらうことができる。

ジュンク堂池袋1
(筆者が実際に購入した文庫本に掛けてもらったカバー)

ジュンク堂池袋本店は開店当初、地図を作成し配布していた。開店当初から、地域(ここでいうと南池袋)を意識していたことがうかがえる。この地図は、現在の南池袋周辺を示したものだ。デザイン・イラストも素晴らしいが、実用的なことも見逃すことはできない。

また、このデザイン・イラストはジュンク堂スタッフのかたが描いたもの。
「もっと多くのかたに書店に来て、本と触れ合ってほしい」。そんな想いがこのブックカバーから聞こえてくる気がする。

この20周年記念のブックカバーは、無くなり次第配布終了となる。
営業時間が23時までなので、お仕事帰りに寄ってみてはいかがだろうか。

■店舗概要
ジュンク堂書店 池袋本店
住所:東京都豊島区南池袋2丁目15-5
電話:03-5956-6111
営業時間:10:00~23:00

URL : https://www.junkudo.co.jp/index.html/

タロー書房

三越前駅直結、商業施設コレド室町に佇む書店。タロー書房は、故岡本太郎氏が書店看板を制作したとしても知られている。
また、店内のデザインを水戸岡鋭治氏(九州新幹線「つばめ」、JR九州熊本駅のデザインを手掛けた工業デザイナー)が務めている。著名な芸術家×著名な工業デザイナーが、タロー書房の骨子を築いている。そのため、タロー書房はファッショナブルであり、アーティスティックな書店である。

今回、ご紹介するブックカバーも例外ではない。
このブックカバーは、水戸岡氏がデザインしたものである。24枚のスクエアが整然と並んでいる。
書店のブックカバーは、モノクロもしくは単色のものが多い。ただ、タロー書房のそれは、カラフルである。見た目も華やかなので、読み手も心持ちが良いのではないだろうか。

タロー書房書皮
(筆者が実際に購入した文庫本に掛けてもらったカバー)

商業施設の一角にあるので、ショッピングの合間に訪れてみてはいかがだろうか。
旧来の書店と少し違う趣深い空間が、広がっている。

■店舗概要
タロー書房
住所:東京都中央区日本橋室町2-2-1コレド室町B1
電話:03-3241-2701
営業時間:8:00-21:30(土曜日 : 10:00-21:00、日曜・祝日 : 10:00-20:00)

URL : http://taroshobou.co.jp/

ブックス・ルーエ

吉祥寺サンロードにある、3F建ての中規模書店ブックス・ルーエ。ある書店員のかたが独自の視点で展開する、「花本棚」でも有名な書店だ。

ただ、ひときわ目を惹くのはブックス・ルーエのブックカバーだろう。このブックカバーのイラストを担当しているのは、イラストレーターのキン・シオタニさん。イラストレーターとして個展を開催、商業デザインを担当している。また、アーティストとして活躍するなど幅広く活動している。

ブックス・ルーエ2
(筆者が実際に購入した文庫本に掛けてもらったカバー)

版画調のイラストが特徴的な、キン・シオタニさん。ここまで主張が強いブックカバーは全国的にも少ないのではないだろうか。
筆者は、このブックカバー欲しさにブックス・ルーエで本を買うくらい。

ブックカバーはモデルチェンジを行うので、蒐集するのも面白い。

■店舗概要
ブックス・ルーエ
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-3
電話:0422-22-5677
営業時間:9:00~22:30 定休日:元旦

URL : http://www.books-ruhe.co.jp/index.htm/

いかがだっただろうか?

ブックカバーひとつ取っても、様々な取り組みが行われている。
昨今、本を読むひとが減っているとニュースで報じられている。しかし、出版業界は指をくわえて待ってはいない。
一人でも多くのかたに、本との接点をもたせようとしている。

小さいころリカちゃん人形など、キャラクタードールで洋服を着せ替えて楽しんでいたように、本にもその可能性やあそびを見出してみてはいかがだろうか。