みなさんは、「ガタガール」というマンガをご存知だろうか?「月刊少年シリウス」(講談社)にて2016年5月~2017年4月号まで連載されていた作品で、残念ながら現在は連載終了になったマンガである。本作は”あること”をきっかけにファンのみならず、マンガ好きからも注目を集めている。
電子書籍ストアBOOK☆WALKER(https://bookwalker.jp)のコミック担当者が発起人となり、「ガタガール」を再び「月刊少年シリウス」で掲載させようとTwitter上にて”あること”を行ったのだ。
“あること”とは、BOOK☆WALKERの公式Twitterにて4/7~4/21の期間で1万RT(以下、RTキャンペーン)を達成すれば、「月刊少年シリウス」にて復活掲載をするというもの。かなり難題ともいえるこのRTキャンペーンは、初日に5,000RTを達成し反響を呼び、期日目前の4/19に達成。無事「月刊少年シリウス」での特別編掲載が決定した。
電子書籍ランキング.comでは、発起人である株式会社ブックウォーカーの湊谷氏にRTキャンペーン達成までの経緯や思いをお伺いした。
■ガタガールとは
<内容紹介>
棲んでいるのはよく知る生物。でもそれ以外のことはよく知らない。身近だけれど、なんか「地味」。そんな「干潟」を舞台に送る、生物部青春グラフィティ!教えたがりな女の子・七瀬さんと一緒に、干潟を学ぼう!姉から誘われた「干潟観察会」。干潟では、身近な生物と、かわいい女の子との出会いが待っていた!?
■第二次ガタガール保全運動とは
※RTキャンペーンのBOOK☆WALKERのツイート
4/7~4/21の期間でキャンペーンツイートが1万RT達成すれば、以前連載していた「月刊少年シリウス」で特別編が掲載されるという企画。この企画は2月に行われた連載終了を阻止する運動(通称 : 第一次ガタガール保全運動)を受けて実施されたもの。本企画はSNSに留まらずファンの方が輪を広げ続け、無事期日目前の4/19に達成された。企画の発起人であるブックウォーカーの湊谷氏は語る、『「書店として今のネットの時代にふさわしい形でできることは何だろう」。
以下、企画に対する内容と並行して湊谷氏にお話をお伺いした。
■ブックウォーカー 湊谷氏が語るRTキャンペーンについて
上述したとおり、2月に行われた第一次ガタガール保全運動では力及ばず連載が終了になってしまった。第一次はTwitter上で声を集め、単行本の売り上げが編集
※第一次ガタガール保全運動の結果を受けた作者小原ヨシツグ氏のツイート
■RTキャンペーンの周囲の反応
結果的には、4/19に1万RT達成し「月刊少年シリウス」での読み切りの特別編掲載が決定した。RTキャンペーンに関しては、3日目に目標の半分にあたる5,000RTに到達し一気にインターネット上では話題になった。「あっさり達成してしまうのではないか」私含めユーザーのみなさんは思ったことだろう。しかし、そうは問屋が卸さない。それから達成までの10日間はRT数が伸びず期日は迫るばかりだったが……。
実際にキャンペーンの渦中にいた湊谷氏は、RTキャンペーンに関してこう語る。
■RTキャンペーンのために…
RTキャンペーンは、瞬く間に各ニュースサイトに掲載されるようになった。最初に掲載されたのは「ねとらぼ」(http://nlab.itmedia.co.jp/)だった。この掲載を機に加速度的にYahoo!ニュース等でも掲載され、「ガタガール」のファンのみならずマンガ好きその他の層にも広く波及した。湊谷氏は「ガタガール」に対して以下のように語っている。
※実際にねとらぼに掲載された記事
■RTキャンペーンの成功要因とは
RTキャンペーンは無事達成した。SNSでは、読者や時には著者の、作品を続けてほしいという声があふれている。ただ、そういった声のほとんどは埋もれてしまっていることが多いが、なぜ、本企画は成功に繋がったのか?湊谷氏が考える成功要因についてこう語る。
※4/19に本企画が達成した様子
■ブックウォーカー 湊谷氏が語る電子書店の役割
これまでRTキャンペーンの一部始終を述べてきた。最後に電子書店の役割についてお伺いした。というのも、電子書籍の普及と比例して電子書店も”乱立”状態にある。KindleやiBooksだけでなく読み放題、レンタル、課金型ストアなど多岐にわたる形態で各電子書店はサービスを提供している。このいわば、”電子書店戦国時代”において各電子書店はどのようにあるべきか。湊谷氏の想いをお伺いした。
■ガタガール情報
■「ガタガール」 1巻詳細は上記ページをご覧ください
<内容紹介>
天然記念物、巨大イノシシ、凶暴なカニ…未知との出会いに溢れた干潟で今日も遊ぼう! 本格干潟ライフ第2巻!
<内容紹介>
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