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宮沢賢治

【特集】宮沢賢治傑作集 「銀河鉄道の夜」名言集

【特集】宮沢賢治傑作集 「銀河鉄道の夜」名言集

著者 ページ数 クチコミ評判
宮沢賢治 186ページ ★★★★☆

本日19時よりTV朝日系列で放送される「しくじり先生」にて、中田敦彦先生が「銀河鉄道の夜」を紹介!
前回反響を呼びました、中田先生の「星の王子さま」から学ぶシリーズの第2段!
今作は、国語の教科書等にも多く掲載され、児童・生徒にも親しまれている、著者の代表作です。壮大なる世界観で描かれており、今作が後の作品に多くの影響を与えている名作です。

内容紹介

主人公のジョバンニ、同級生のカムパネルラ、ザネリの3人が登場にストーリーが展開されています。
ジョバンニは著者である宮沢賢治氏がモデルとなっており、貧しい母子家庭、孤独な少年。カムパネルラは著者の妹、としがモデルとなっています。実妹である、とし氏の死をきっかけに創作されていると言われています。そのため、ストーリーの細部にわたり著者の原体験と重ねている部分が多く見受けられます。

銀河鉄道の夜 名言集

「さあ、切符をしっかりもっておいで。・・・、天の川のなかでたった一つの本当のその切符を決してお前はなくしてはいけない」
ここの切符とは、天の川行きの切符のことであると思います。その切符さえあれば、後生を天の川で乗り越えるには必要であると感じられます。
「誰だって、ほんとうにいいことをしたら、いちばん幸せなんだねぇ」
これは著者自身の宗教観を表しています。著者は法華経に感銘を受けています。ここでは、法華経の今世を全うに生きれば良い。という考え方を端的に示している一文であると言えます。「ほんとうにいいこと」とは今を悔いなく生きることであると感じられます。
「人間は他人のことを思いやって行動し、よい結果を得たときに、心からの喜びを感じるものである。その喜びこそ、人間愛に基づく本当の「幸せ」なのである。」
これも上記の著者の宗教観に基づいたものだと思います。先ほどの「幸せ」の根源や「いいこと」というのが述べられています。ジョバンニの母を思い看病に勤しむ姿も、この宗教観に基づいていると思います。
「真の幸福に至るのであれば、それまでの悲しみはエピソードに過ぎない」
ここでも、「幸福」の根源が述べられています。この幾つかの幸せに関する文章は著者の価値観で大きな説得力を持っています。
「何が幸せかわからないです。・・・正しい道を進む中の出来事なら峠の上り下りもみんな本当の幸せに近づく一足づつですから」
「幸せ」とは。について作中で述べられてきたなかで、著者自身が「幸せ」の正体を掴めずにいると感じられます。本当の幸せはそれぞれにあり、それは一概に定義できない。という苦悩も著者自身、矛盾を抱いていたのではないか。そう感じました。

銀河鉄道の夜はたくさんの人に読まれている。と冒頭に述べましたが、上記のいくつかの名言を通して、読者各々が、「幸せ」とは何だろうか。について考えることのできる作品だと思います。今一度、「幸せ」について再考するとき、宮沢賢治氏の名著「銀河鉄道の夜」をお読みになられてはいかがでしょうか。

 




1件のコメントをみる

野田聖子
銀河鉄道の夜の解説を聞きまして大変感動致しました。読みたくなるし、宮沢賢治の生き方が人の幸せににつながる生き方だと思いました。あっちゃんの次の解説もぜひ拝見したいです。ありがとうございました。

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