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【特集】ハリー・ポッターシリーズ待望の新作!『ハリー・ポッターと呪われた子ども』

【特集】ハリー・ポッターシリーズ待望の新作!『ハリー・ポッターと呪われた子ども』

著者 ページ数 クチコミ評判
J.K. Rowling (著)、 John Tiffany (著)、 Jack Thorne (著)、松岡佑子(翻訳) 416ページ ★★★★☆

ハリー・ポッターシリーズ紹介の2回目の今回は、11月11日に発売されたばかりの待望のシリーズの新作『ハリー・ポッターと呪われた子ども』について紹介。
2008年にシリーズ最終巻の『ハリー・ポッターと死の秘宝』が発売され、映画化されたのが2010年と2011年。
その続編が、2016年に舞台として上演された「Harry Potter and the Cursed Child」である。7月30日にロンドンのPalace Theatreで初日を迎え、大盛況に終わったそうである。
今回の『ハリー・ポッターと呪われた子ども』は、その舞台の脚本の特別リハーサル版を書籍化したものです。
なお、時期は未定だがこの脚本に原作のJ・K・ローリングが加筆する愛蔵版の発売も予定されている。

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『ハリーポッターと呪いの子』のあらすじ

8番目の物語。19年後。
この本は、続巻として待ち望まれていた8番目のハリー・ポッターの物語で、『ハリー・ポッターと死の秘宝』での戦いから19年が経ち、父親になったハリーが2人目の子どもをホグワーツ魔法学校へと送り出したその後の物語です。
ハリー・ポッターとして生きるのはもちろんたいへんなことでしたが、その後のハリーも決して楽ではありません。今やハリーは、夫として、また学校に通う3人の子を持つ父親として、魔法省の激務に押しつぶされそうな日々を過ごしています。

ハリーがすでにけりをつけたはずの過去と取り組まなければならない一方で、次男のアルバスは、望んでもいない”ハリー 一家の伝説”という重圧と戦わなければなりません。過去と現在は不吉にからみあい、父も子も痛い真実を知ることになります。
闇はときとして思いがけないところから現れるのです。

『ハリーポッターと呪いの子』の内容

舞台は、ヴォルデモートを倒してから19年後。7巻の最後にハリー・ポッターが二人目の子ども、アルバスをホグワーツ魔法学校へ送り出すシーンがあるが、そこから始まる。
主人公は、アルバスとドラコ・マルォイの息子のスコーピウス。
ハリーといえば、グリフィンドールに組み分けされると思う。実際、ハリーの長男・ジェームスはグリフィンドールに所属している。しかし、ここで第一のサプライズがおきます。なんと、アルバスは、スリザリンに組み分けされてしまう。
これには、本人とともに周囲の人間も驚きを隠せません。グリフィンドールの英雄ハリーの息子がスリザリンに組み分けされるとは・・・思っても見ない展開でした。
そして、ハリーのように、入学してからのアルバスはなかなか課題をうまくこなせません。そんな中、同じくスリザリンに組み分けされたスコーピウス・マルフォイと友情を深めていきます。二人は、親友と呼べる関係になっていきました。
一方、ハリーは、魔法省の仕事で「逆転時計(タイムターナー)」を押収します。この逆転時計(タイムターナー)は、時間をさかのぼれるアイテムで、厳重に保管されていたものでした。これは、以前の戦いですべて消滅したとされていたものだったのです。
その話を聞いた、エイモス・ディゴリーは、息子を生き返らせたいとハリーに申し出るが、ハリーは首を立てには振らなかった。その様子を影で見ていたアルバスは、父ハリーに反発していく。
そして、逆転時計(タイムターナー)を盗み出して過去に戻るとう冒険が始まる。
逆転時計(タイムターナー)を使うと、そのときに状況で過去が改変され、改変された場合の新しい人生の物語が作られていくのです。これがまたさまざまな問題を起こしていく。

登場人物

ハリー・ポッター – ヴォルデモートに命を狙われたが、歴史上唯一生き残った子供で、魔法省の執行部長。
ジニー・ウィーズリー – ウィーズリー家の長女で末っ子。ハリーに憧れていた。後にハリー・ポッターと結婚。
ジェームス・シリウス・ポッター – ハリー家の第1子で長男
アルバス・セブルス・ポッター – ハリー家の第2子で次男。本作の主人公。
リリー・ルーナ・ポッター – ハリー家の第3子で長女
ロン・ウィーズリー – ハリーの親友。赤毛でのっぽ。ウィーズリー家の六男。後に、ハーマイオニーと結婚する。兄が開いた悪戯用品専門店の経営に携わっている。
ハーマイオニー・グレンジャー – ハリーの親友。マグル出身の魔女で学年一の秀才。後に、ロン・ウィーズリーと結婚する。魔法省で魔法大臣を務めている。
ローズ・グレンジャー・ウィーズリー – ロンとハーマイオニーの娘。ハーマイオニーにそっくり。
ドラコ・マルフォイ – ハリーと同学年の男子生徒で、ハリーのライバル的な存在。スリザリンの生徒で後に死喰い人になる。
スコーピウス・マルフォイ – ドラコ・マルフォイの息子。父と違いかなりよい子で、アルバス・セブルス・ポッターの親友として活躍。
セドリック・ディゴリー – ハリーの2学年上の男子生徒。三大魔法学校対応試合の代表選手に選ばれるが、第三の課題中に命を落とす。
エイモス・ディゴリー – 元魔法生物規制管理部の職員で、セドリック・ディゴリーの父親。
デルフィーニ・ディゴリー – エイモス・ディゴリーの姪。

過去の物語が複雑に絡んでくる

全く新しい話が始まると思いきや、基本的に4巻の魔法学校対抗戦が中心に位置しており、他の巻もそれぞれ物語に絡んでくる。
ハーマイオニー・グレンジャーが3年生の時に使っていた、「逆転時計(タイムターナー)」が大きな要素を担っており、『時をかける少女』や『君の名は。』などと同じように過去と現在を行き来する。
上記のように、「過去」が舞台である以上、既刊のシリーズを読んでいないと物語の展開を理解するのが難しい上に、ちょいちょい挟まれる小ネタがわからず辛いものになるだろう。ハリー・ポッターファンにとっては、とても楽しめる物語になっており、初めて「ハリー・ポッター」シリーズに出会った時の感覚の、次へページへ進める手が止まらなくなるあの感覚を思い出すだろう。
19年後のハリーとその仲間たちは、どうなっているのか。そして、パラレルワールドの世界はどうなってしまうのか。ファンなら気になってしまう話が多く盛り込まれている。

特徴は小説ではなく、脚本であること

ハリーポッターと呪いの子の演劇の台本をそのまま翻訳して出版している。そのため、小説とは違い、特に情景描写はほとんどない。
舞台を観劇した人は、予想できるかと思いますが、ほぼすべてが会話文。
台本を読んだことがない人や以前までの小説を思い浮かべた人は、「え?会話だけでも楽しめるの?」って思う人もると思いますが、そこは問題ないだろう。
映画化されていることもあるが、基本的にはあの「魔法世界」が舞台である上に、舞台の半分は「過去」なのである。そう、舞台の設定は頭のどこかにあるのだから、問題ない。また、脚本なので、仕草や場面の指示は入っている。
あとは、物語に入り込んでしまえば、小説だろうが脚本はだろうが関係なく、ハリー・ポッターの世界なのだ。
(文・編集部S)




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