8月7日（日）より夏の甲子園2016（第98回全国高校野球選手権大会）が始まりました。各都道府県予選を勝ち上がった計49校が、聖地「甲子園」でしのぎを削ります。8/8（月）MLBで史上30人目となる通算3,000本安打の大記録を達成したイチロー選手（マイアミ・マーリンズ所属）も26年前、愛工大名電の選手として出場。将来の名選手を探すのも楽しみのひとつですね。記録に、そして記憶に残る球児達の熱き戦いは見逃せません。今回は、そんな高校球児たちの熱き戦いをより楽しむ一助となる「高校野球マンガ」8作品をテーマ別に紹介します。
≪王道≫
ダイヤのA
著者：寺嶋裕二
主人公の沢村栄純は中学最後の地区予選で自らの暴投により一回戦敗退。仲間とともに高校でリベンジを誓うなか、名門、青道高校野球部からスカウトが来る。見学に訪れた沢村は、いきなりエリート校の洗礼を受けることに!名キャッチャーの呼び声高い御幸一也との出会いが沢村の高校野球への情熱を目覚めさせる!!第47巻で「第1部」が完結し、現在は「第2部」が連載中。
≪青春≫
おおきく振りかぶって
著者：ひぐちあさ
選手一人ひとりの役割、心理状態を手抜かり無くしっかりと描き、野球が持つチームプレーとしての面白さを表現。野球漫画にありがちな化物じみた選手が登場することもなければ、特定の選手のとび抜けた技能だけで勝ち進んだり、非現実的なプレーやご都合主義的な奇跡などといった描写もない。部活外での高校生の微妙な心のゆらめきに心動かされる作品。
≪熱血≫
錻力のアーチスト
著者：細川雅巳
シニア時代は「自分勝手」で、チームから孤立していた主人公・清作雄。高校に入ってからは、四番を争う先輩達との競争を通して、「チームで戦うこと」を覚え活躍していく。アクの強い登場人物ばかりだが、そんな強烈なキャラ達だからこそ、その勝負も激しく熱い！ ファンの間では「ポエム」とも呼ばれる、細川先生の独特のセリフ回しが、さらにその熱戦を彩る。
≪恋愛≫
MIX
著者：あだち充
舞台は明青学園。同年同月同日に生まれた同い年の兄弟とひとつ違いの妹。上杉兄弟の伝説から26年、運命の兄弟は今再び明青学園の扉を開く。そして、物語は始まる───
作者の代表作『タッチ』の続編にあたる今作。あだちファンならムフフとなる、どこかで見た人物、どこかで見たシーンが見られるのも楽しみどころのひとつ。
≪金（カネ）≫
砂の栄冠
著者：三田紀房
「1千万円で甲子園を買え！」『ドラゴン桜』の作者が描く、完璧に新しい高校野球ストーリー！創立100年目での甲子園初出場を目指し地区大会決勝に挑む、埼玉の名門・県立樫野高校。高校野球の爽やかなイメージの裏側に隠された本当の姿に焦点を当て、そのイメージを利用しながらしたたかに甲子園を目指、これまでにはなかった野球マンガ。
≪リアル≫
バトルスタディーズ
著者：なきぼくろ
高校野球は汗と涙と友情だけじゃない！「強育」は愛、栄光への通過儀礼。生きる術は全て「PL野球部」で学んだ。18人で天下を獲ろう。俺たちの前に、道はできる。甲子園に出るために人生のすべてを懸ける高校球児たちを、元PL球児が描く、超絶リアル高校野球漫画！
≪日常≫
高校球児ザワさん
著者：三島衛里子
西東京にある野球強豪校の日践学院高校硬式野球部を舞台に、唯一の女子選手である主人公・都澤理紗の高校生や野球部員としての日常を、1話完結形式で描くショートストーリー。“ザワさん”の、フェティシズム溢れる“ささやかな日常”をご覧ください。
≪ギャグ≫
野球部に花束を
著者：クロマツテツロウ
厳しい上下関係。坊主頭のおバカで憎めない奴ら。理不尽で不思議な練習やしごきの数々。こにでもある野球部の日常、そして野球部にしかない不思議な「野球部あるある」が千本ノックのように重ねられていく。大リーグよ!これが日本の野球部だ! 笑えて切ない球児の日常! リアル野球部青春コメディ!
