2月25日サッカーファンにとって待望のJリーグ2017年シーズンが、ついに開幕!!
1993年のJリーグ発足から25年目を迎える今年は、3年ぶりに1ステージ制に戻り、年間を通して王者を決めていく。
今年のチャンピオンは、去年の12月に行われたクラブ・ワールドカップで世界王者レアル・マドリードを追い詰めた鹿島アントラーズなのか?それとも、勝ち点では年間王者に輝きながらも、プレーオフで涙を飲んだ浦和レッドダイヤモンズなのか?はたまた川崎フロンターレやFC東京などまだJリーグ王者に輝いたことのないクラブなのか?
オフに日本代表選手や元日本代表選手の移籍が多かった今シーズンは各クラブから目が離せない。
また、キング・カズこと三浦知良選手が2月26日に50歳を迎えた。所属の横浜F.CはJ2とはいえ、世界最年長選手としてどこまで出場記録、ゴール記録を伸ばせるのかにも注目だ!
電子書籍ランキング.comでは、Jリーグを楽しむことができるサッカー漫画を紹介する。
以前までは少年サッカーや高校サッカーを舞台にした作品が多かったが、サッカークラブや裏方など舞台も多岐に渡ってきている。
そんな多岐に渡ってきている、サッカー漫画を元Jクラブスタッフの編集がオススメ作品5作品を紹介する!
≪Jリーグ開幕前に読んでおきたいサッカー漫画5選!!≫
『GIANT KILLING』
1年をかけてチームをまとめていく姿や、シーズン途中の移籍、サポーターの想いなど、リーグ戦ならではの面白さがギュッッッッと詰まった1作。そしてやっぱり監督って大事だな~としみじみ思うわけです。
選手だけでなく、クラブスタッフも監督の影響は受けると思います。良い監督(定義は様々ですが)の場合、この人を勝たせる為に最高の環境を準備しよう!と営業も、運営も皆がまとまるのは過去にも経験があります。
強いチームは、全員が一致団結しているように感じます。重要なキーのひとつは間違いなく監督です。
Jリーグ開幕前に一番オススメしたい作品。読めば、リーグ戦へのボルテージが最高潮に上がること間違いなし!
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<内容紹介>
本当にいい監督はゲームを面白くしてくれる!
達海猛(たつみ・たけし)、35歳、イングランド帰りのサッカー監督。
好物は大物喰いの大番狂わせ=GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)!!
東京下町の弱小プロサッカークラブ、ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)の監督に就任した達海が、意表をつく戦略とカリスマ性で、負け癖のついてしまった選手、スタッフ、そしてサポーターたちにパワーをくれる!
『サッカーの憂鬱 ~裏方イレブン~』
クラブを運営していく上で関わる人は、本当に多岐に渡ります。
そんな様々な表には出ない人たちの苦悩、そして喜びがかなりリアルに描かれています。「あ~わかる!わかる!」「記者の◯◯さん確かにこんなこと言ってたな〜」などなど、何度も頷きながら一気に読みきってしまいました。
監督、コーチ、選手はもちろん、営業、広報、運営スタッフ、記者、サポーター、地元地域の方々の関わりの中でJリーグは成立しています。
そして誰もがクラブの為に本気で悩み、本気で怒り、本気で笑うのです。スタジアムに足を運んだ際は、ぜひそんな「裏方」の人たちにも目を向けてみてください。
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<内容紹介>
今や国民的関心事となったサッカー。
華やかな舞台に立ち、スポットライトを浴びる選手たち。
テレビや新聞などのメディアは、こぞって彼らの活躍を報道する。
しかし、その選手たちの活躍の陰には、必ず選手たちを支える裏方さんの努力があった――!
ドクター、実況アナ、審判、通訳にクラブ広報など、「裏方の仕事」に情熱を燃やす、11人の物語!
『アオアシ』
私にとってユース選手は、練習・試合以外のイベントなどで接することの方が多く、サッカーがうまいというのは当然認識していたはずですが、こうして描かれているのをみると「あいつらこんなに凄かったのか……」と今更ながらに感心してしまいます。
トップチームに昇格した選手は、チームへの愛着も人一倍もってくれているのも感じますし、クラブにとっては本当に大切にしていかなければいけない存在かと思います。
下手をすると小学生ぐらいからずっと見てきていた選手が、トップチームに昇格し、ホームスタジアムのフィールドに立ったのを見たときなどは、それこそ親のように感激するものです。
余談ですが、ユース出身選手と、高体連出身の選手とでは結構キャラクターにも違いがあって面白いです。どちらが良い悪いというものではありませんが、Jリーグを見る際にぜひそういった点にも注目してみてみるとより楽しめるかと思います!
<内容紹介>
愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。
粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに―――。
そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」のユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。
アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧めて!?
将来、日本のサッカーに革命を起こすことになる少年の運命は、ここから急速に回り始める!!
『夕空のクライフイズム』
いわゆる強豪クラブとよばれるチームですら、勝ち点を着実に積み上げていくことを考え、リスクの少ない堅実的な戦い方になりがちな昨今のJリーグ。
クラブスタッフとしては、営業面を考えても「降格」だけはなんとしても避けなければならず、致し方ないと理解はしているのですが……。それでもプロスポーツはやはりエンターテイメント。お客様を呼ぶ立場としては、派手で楽しいサッカーをやってほしい。やってほしいけど、博打はできない。というジレンマはスタッフだけでなく、応援する立場としても抱える悩みかも知れません。
「最高の負け試合をして、絶頂の中で美しく散りましょう!」実際、こんなことを自分が応援するクラブの監督が言い出したら「おいおい、何言ってんだよ」となるのでしょうが、一度は見てみたい!
<内容紹介>
毎年、いいところまで行くのに「あと一歩」が続く微妙な私立高校・木登学園(きとがくえん)のサッカー部。
2年生の主人公・今中(いまなか)はドリブルが武器のフォワードだ。
だが彼は、監督が日々繰り返す「勝つ為に無難なプレーに徹しろ!」という方針に正直、なじめない毎日を過ごしている。
チームメイト達も、程度の差はあっても疑問や不満が膨らんでいる。
そんな危うい状態だ。
ところがある日、事件が起きる!
3年生が引退し、新チームが動き始めるタイミングで監督が他校の引き抜きに応じてしまったため、体制がガラッと変わったのだ。
そして、大昔の名選手・クライフに心酔する新監督の口から発せられた言葉に部員達は息を呑む…
「勝つことにこだわっても、どうせどこかで負けます。だったら美しいサッカーにこだわりましょうよ。
最高の負け試合をして、絶頂の中で美しく散りましょう!!」
おいおい…いいのかそれで!!?
俺達の最終学年、この中2病みたいな監督に任せちゃって本当にいいのか!?
『さよなら私のクラマー』
『月刊少年マガジン』で連載中の女子サッカー漫画です。
作者の新川直司さんは実際に女子のクラブチームや高校サッカーの取材も行ったそうで、現在の日本の女子サッカーを取り巻く環境がとてもリアルに描かれています。
キャラクターもみな個性的で、「この子はあの選手がモデルかな?」と考えるのも面白いです!
サッカー好きの皆さんはJリーグだけでなく、是非なでしこリーグも盛り上げていきましょう!
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<内容紹介>
中学時代輝くことなく終わったウイング、周防(すおう)すみれは、ライバルである曽志崎緑(そしざき・みどり)から誘いを受ける。
「一緒のチームに行こうよ、一人になんてさせないから」。
そんな真摯な言葉に、周防が出した答えは……。
たくさんの個性豊かな選手が集まり、今物語の幕が開く!!
サッカーというと選手にスポットが当たりがちですが、クラブやそのスタッフ関係者、育成など多くの人が関わって盛り上げているスポーツです。Jリーグの試合を楽しむだけでなく、その裏側を知ることでより見どころが増えるかもしれません。これを機会にサッカーというスポーツの奥深さを知って、よりサッカーを楽しんで貰えればと思います。