Amazon プライム会員を対象とした電子書籍読み放題サービス「Prime Reading」が、10月5日(木)にスタートしました。
池井戸潤作『神保町奇譚 「花咲舞が黙ってない」シリーズ 』など人気作を始めとした和書700冊以上を含む893冊がPrime会員なら追加料金なく利用できるサービスとなります。
※作品一覧はこちら
米国では昨年より運用が開始されていましたが、サービスの利用者はKindleを利用していなかったユーザーや、たまにしか利用しないユーザーがほとんどで、
多くの人がKindleを使い始めるきっかけとして好評を得ているようです。
そんな「Prime Reading」の気になる概要を、既存の有料読み放題サービス「Kindle Unlimited」と比較してみました。
Kindle Unlimited | Prime Reading | |
料金(税込) | 980円/月 | プライム会員(400円/月 ※3,900円/年)なら 追加料金なし |
対象作品数 | コミック・書籍・雑誌12万冊以上 洋書120万冊以上 |
和書約700冊+洋書約200冊 コミックは最大3巻まで |
パソコンでの利用 | ◯ | ◯ |
初回登録無料期間 | 30日間 | 30日間 ※プライム会員無料期間と同様 |
同時DL可能数 | 10冊 | 10冊 |
Prime Reading対象タイトルは、すべてKindle Unlimitedでも読むことができるタイトルとなっている為、現状非プライム会員のKindle Unlimitedユーザーにはメリットはありませんが、Kindle Unlmitedに登録していないプレミアム会員にとっては、追加料金なしで読み放題サービスを利用できるものとなります。
Amazonとしては、まだ電子書籍を利用したことのないプライム会員に「Prime Reading」を使ってもらうことで、電子書籍の購入や、Kindle Unlimited会員へとつなげることを見込んでいるのかもしれません。
200万~300万人いるといわれているプライム会員に、電子書籍に触れる機会を提供するという点で、今後の電子書籍発展の大きなターニングポイントとなるかもしれません。これからの動向にも注目が集まりそうです。