数年前より「登山ブーム」が到来し、若い世代にも浸透した登山は、今も根強く人気があるレジャーです。その登山ブームですが、マンガジャンルにおいても、「山マンガ」として人気ジャンルのひとつになりつつあります! 登山入門で読みたい作品や、山ガールが登場するもの、山の厳しさを描いたハードな物語、山登りへの知識を深められる作品など、山のいろいろな表情を知ることができる作品をまとめてみました。秋といえば、紅葉を楽しむことができますし、ハイキングや登山にぴったりのシーズンです。山マンガで予習してから、週末は山に出かけてみるのもいいかもしれませんね。
山と食欲と私
信濃川 日出雄 (著) 新潮社
<あらすじ>
週末に山に登ることと、おいしいごはんを食べることが大好きな会社員、日々野鮎美のアウトドアマンガです。鮎美は、「山ガール」とは呼ばれたくない自称単独登山女子。ひとりで頂上まで登ると、リュックにつめたおいしい食べ物で山ごはんをいただきます。欲張りウィンナー麺、雲上の楽園コーヒー、炊きたてご飯のオイルサーディン丼など。読むとお腹がすく&山に登りたくなる! すでに累計10万部を突破した、今大注目のマンガです。
<購入リンク>
ヤマノススメ
しろ (著) アース・スター エンターテイメント
<あらすじ>
高所恐怖症でインドアな女の子が、アウトドア志向の幼馴染との再会をきっかけに、登山にチャレンジする物語。山に行って楽しいこと、登山だけでない山の楽しさも伝わってくる登山入門的なマンガです。これから、登山を始めたいと思っている方や、普段はインドアでアウトドアにまったく興味のない方も、山に興味を持つこと間違いなしです。登場人物のかわいい女の子たちにも癒されてオススメです。
<購入リンク>
イカロスの山
塀内夏子 (著) 電書バト
<あらすじ>
世界の最高峰エベレストのほかに、8000メートル峰が新たに発見される。その報せに世界中のクライマーが熱狂する中、かつてあらゆる山々を制覇した名コンビが偶然にも再会する。一人は、今もすべてを頂の上に捧げる男、もう一人は下界にしがらみを持っていた。まるで運命かのように、山に登らずにはいられない2人は、ひたすら山頂を目指す――。淡々と進むストーリーのと、人生の苦さと喜びを描く、大人が読む山岳マンガです。
<購入リンク>
岳
石塚真一 (著) 小学館
<あらすじ>
山を愛するすべての人に捧ぐ、山岳救助物語! 秋の北穂高岳。登山中の中年男性・黒岩は、雪に足をとられて崖から転落し、腕を骨折して動けなくなっていた。ふもとの警察署では下山時刻が過ぎていることから、山岳遭難防止対策協会のボランティア・三歩に救助を要請。楽しいことがいっぱいあるけれど、危険とはいつも隣り合わせなのが山なのだと教えてくれます。大自然の中で繰り広げられる、感動の名作。
<購入リンク>
孤高の人
坂本眞一 (著), 鍋田吉郎 (著), 新田次郎 (著) 集英社
<あらすじ>
高校を転校したばかりの森文太郎は、クラスメイトにけしかけられ校舎をよじ登ることになってしまう。屋上まで登り切った文太郎は、一歩間違えれば死んだかもしれないが、成し遂げた瞬間の充実感に心を奪われてしまう。今まで実感することのできなかった「生きている」というその感触に、文太郎はクライミングへの情熱を燃やしはじめる。実在の登山家・羽生丈二の生き様を描いた夢枕獏の小説を原作にした登山マンガです。
<購入リンク>
神々の山嶺
<あらすじ>
深町誠が探している、エベレスト初登頂の謎を解く鍵となる古いカメラ。そのカメラの謎を追う途中のネパールで“毒蛇(ビカール・サン)”と呼ばれる日本人男性に会う。彼は数年前に姿を消した孤高の天才クライマーだった! 目標を見失いかけていた深町だったが、世界最高峰の“神々の領域”へと再び足を踏み入れていく。標高8848メートルの壮大な自然が、美しく緻密に描かれています。
<購入リンク>
岳人(クライマー)列伝
村上もとか (著) 小学館
<あらすじ>
マンガ雑誌に読切として連載されていた作品をまとめた短編集。幼い頃から、世界一高い山・エベレストに登ることだけを目標に生きてきたロニー・ゴードン。“山がある限り登り続ける…”。美しい山々に魅せられた岳人(クライマー)たちが、自らの命を犠牲にしてまでも、険しく厳しい壮絶な闘いに挑みつづける姿を描きます! まさに山マンガの金字塔と評される名作。
<購入リンク>
でこでこてっぺん 元祖女子山マンガ
ゲキ(著) 山と溪谷社
<あらすじ>
山と出会った独身女性が、山とともに年齢を重ねるライフヒストリーです。『山と溪谷』誌に1993年から連載されている元祖女子山マンガ。「山ガール」ブームに先行し、十数年前から山に登っていた著者の数々のエピソードは、思わずクスっと笑ってしまうものばかり。もちろん、登山者ならだれでも納得の「あるある」ネタが満載です。すべての登山者が、共感と笑いの嵐に包まれること必至!
<購入リンク>