前回は「なんでそんなに必死にフォロワー増やそうとしてるの?」と聞かれた話を書きました。
今日のコラムは、この問いに対する、よりスッキリとした、気持ちのいいアンサーを用意できたのでそれを書こうと思います。
ズバリ「これから10年、20年の激動の時代において、もっとも『ツブシの効く資産』は、フォロワー数である」。
2028年に向けて
みなさん、激動の時代です。
働き方の変化、AIの進化、少子高齢化、グローバル化、お金の流れの変化、ブロックチェーン技術。
古い問題の表面化を新しい技術の発達がカバーしてくれるようにも見えるし、なにも解決されていないようにも見えます。
それぞれに深く関係があり、予測できそうに見えますが、実際には僕らの未来の姿を明確に「◯年後にこのような未来がきます!」と言える人は、一人もいません。
その代り「今、時代がものすごく大きく動いている」ということには、誰もが大きく頷くことでしょう。
「具体的にはわからないけど、未来は今とは随分違った形になるだろう」
が、おおよその共通認識だと思います。
では「具体的にわからないけど確実にくる大きな変化」には、どう備えるべきでしょう?
僕はこの問いに対して「できるだけツブシの効く資産を構築すること」と答えます。
だって、未来がどうなるかは誰にもわからないのですから。
ひょっとしたら、中国語を覚えることだけでなく、寿司職人になることやプログラミングを勉強すること、特定の分野の知り合いを作っておくことが将来は大きな価値となって、10年後には、他人と大きく差を広げることのできる資産かもしれません。
しかし、上にあげたどれも「ツブシの効かない資産」です。
「ツブシの効かない資産」は、未来の社会の姿が予想と違っていても、自分の趣味嗜好が変わったときに「他のことには活かしづらい資産」のことです。
もちろん「全くツブシが効かない」ということはないでしょうが、見通しの悪い将来に対して、ツブシの効かない資産を積み重ねることはリスクが大きいです。
「ツブシの効かない資産」と同時並行で「ツブシの効く資産」も構築する方が、ずっと安心です。
僕が選んだ「ツブシの効く資産」
話は変わり、僕が17才の時の話になります。
僕は地元高知で「高専」に通っており、20才で上京し、就職することが決定していました。
間違いなく、上京の前後で人生は大きく変化しますが、具体的にどのように変化するのかは、地方の学生には想像できません。
当時、自己啓発書にはまっていた僕は「上京して就職して、どんな人生になるかわからないけど、一番ツブシの効くスキルを身につけよう」と心に決めました。
その時に選んだスキルは「コミュニケーション」でした。
17才なりに「この世界は、学校も、会社も、社会も、『人』でできている。だから『人対人』さえ攻略できれば、人生はうまくいくはずだ」と仮説を立てました。
それから3年間は「会話術」「質問術」「コミュニケーション術」などの本を読み漁りました。それでコミュニケーションのレベルが最高になったわけではありませんが、なにもしないよりはずっと対人コミュニケーション能力は上がりました。
上京して就職してからは、それこそたくさんの出来事がありましたが、この「ツブシの効く『コミュニケーション』というスキル」は、いつも自分の助けになってきたように思います。
このときの経験からも「具体的にはわからないけど、必ずやってくる大きな変化」に対しては、いかにツブシの効く資産やスキルを用意できるかが鍵だと思っています。
本能的に『フォロワー数』の価値を感じている人々
話を戻して、これからの社会の話です。
これから10年、20年かけて、この世界や日本の社会構造、僕らの身近な生活は、今まで以上にガラりと変化していくことでしょう。
それに対してどんな備えをすればいいかはハッキリわからず、いろんな人がいろんなことを言っています。
しかし、一部の感度の鋭い人は「どんな未来がこようとも、SNSのフォロワー数はツブシの効く資産である」と気づいています。
フォロワー数は一見するとただの数字ですが、その実情は「応援してくれる可能性のある人」「協力してくれる可能性のある人」「仲間になってくれる可能性のある人」「信頼できる知人」の数です。
フォロワー数が多ければ多い人ほど、どんな未来がこようと柔軟に人生をコントロールでき、思わぬ不幸を減らし、より多くの幸福を得られるようになることには、議論の必要はないでしょう。
ちなみに、10年ほど前までの「ツブシの効く資産」の代表は「現金」でした。現金以外には、ツブシの効く資産は存在しなかったと言ってもいいほどです。
これからも現金はツブシの効く大切な資産であり続けますが、フォロワー数が現金に匹敵するほどの価値を持つことは、10年前にはごく一部のひとしか気づいていませんでした。
現在は多くの人が気づき始めており、10年後にはさらに多くの人々の間で「フォロワー数=ツブシの効く資産」という共通認識は広がるでしょう。
まだ間に合います。
まだまだ、このことに気づいてない人のほうが圧倒的に多数です。
これから、10年後に向けてフォロワー数を増やすことは「ツブシの効く資産」を構築する、とてもコスパのよい活動です。
一度諦めてしまった人も、今も頑張っている人も、これから一緒にインフルエンサーを目指しましょう。
藤沢篤
Twitter→@fujisawatsushi
ブログ→http://iphonedocomoss.com/