» page top
GIANT KILLING

ツジトモ(著)/綱本将也(原案)のGIANT KILLING(電子書籍)

GIANT KILLING コミック【電子書籍】

著者 ページ数 クチコミ評判
ツジトモ(著),綱本将也(原案) ページ ★★★★★☆

監督が主人公の異色サッカー漫画

2007年より「モーニング」で連載を開始したツジトモの異色サッカー漫画「GIANT KILLING」はTVアニメ化もされた人作品です。サッカー漫画というのは大抵、プレイヤーが主人公ですが「GIANT KILLING」の場合、非常に珍しいことに監督が主人公です。彼は元日本代表のサッカー選手で海外に移籍してすぐ怪我をしてしまって引退、その後はイングランドで監督をします。その後、昔のチームメートに引き抜かれる形で、日本のプロサッカーチームの監督をするようになります。

タイトルにもなっているジャイアントキリングというのは、弱いチームが強いチームを倒すこと、つまり番狂わせということで主人公が監督になったチームETU(East Tokyo United)も個性的な面子が所属するものの弱小チームです。しかし、主人公達海猛が監督になったことでいろいろなことが変化し、強豪とも互角に戦えるようなチームへと変わっていきます。

ただ、この漫画はサッカーの試合だけが描かれているわけではありません。サポーターとチームの関わり方だったり、あるいはチームとスポンサー、そしてチームメイト同士の関係と、試合を離れた場所でのチーム関係者の話もしっかりと描かれています。
しかし最大の見どころはというと、やはり試合のシーンということになります。監督に見いだされ、レギュラーとして抜擢された若い選手が不安定ながらも成長していき、試合で大活躍するシーンなどは胸が熱くなります。



書評を投稿する

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。