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最新刊5巻が、電子書籍コミックランキング第1位を驀進中! 『恋は雨上がりのように』の作者・眉月じゅん先生にインタビュー
2016年6月25日


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※『恋は雨上がりのように』1巻より

――「ビックコミックスピリッツ」の作品公式サイトの、先生のプロフィールで「好きなタイプは小林薫!」とあったのを拝見しました! ちなみに「店長」は先生のタイプでしょうか?

実はあんまりタイプじゃないんです……。
よく某特車二課の某隊長に似ていると言われるのですが、意識したつもりは全くなかったので、もう本当、ゆうき先生スミマセン……。
ちなみに某隊長のことはものすっごく好きです。なので、あまりタイプじゃない店長が、私のタイプである某隊長と似ていると言われると頭パーン!ってなります。

――先生が作品を描く上で、影響を受けた作品がありましたら教えてください。

矢沢あい先生の『天使なんかじゃない』です。私が生まれて初めて本誌で第一回目から最終回まで読んだ漫画であり、おそらく一番影響を受けたであろう漫画です。
矢沢先生の「読んでいる人を楽しませたい!」というエンターテイメント魂と、「漫画を描くのって楽しい!」という気持ちが画面から溢れているものすごくパワフルな作品です。

――連載が始まってから3年。新刊5巻も発売されたばかりになりますが、「店長」と「あきらちゃん」の恋模様が今後ますます気になります。これからどうなっていくのでしょうか?

どうなるんでしょうねぇ……。見守っていただければ幸いです。

――最新刊で、眉月先生オススメの魅力、見どころはどこでしょうか?

新キャラですかね……。イキが良いのが出て来たぜ!って感じです。

――先生は、電子書籍を普段から読みますか? Web連載漫画や電子コミックを従来の紙と比較してみて、どのように思われますか?

電子書籍を購入したこともありますし、毎日チェックしているWeb漫画もあります。
Web連載・掲載に関しては思うところがいろいろあります。どのような形、どんな目的、どんな理由でWebに掲載されているのか、またそれが今後の漫画業界にとってプラスなのかどうなのか。こういう点を、Web漫画を扱っている方々には慎重に企画をしていただきたいと切に願っております。
電子書籍に関しては、アナログ仕上げの漫画はやはり紙の方が映えるし、デジタル仕上げのものは電子の方が映えるな~と思います。

――最近、電子書籍で読まれたオススメの本やコミックがありましたら、教えてください。

まめきちまめこの日常』と、『鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!』ですね。どちらもTwitterで公開されている漫画ですが、前者は漫画だけではなく本人のつぶやきも含めてひとつのエンタメになっていて面白いです。後者は電子書籍版が出るのを待っています。

――これからのご活躍に期待の集まる眉月先生だと思いますが、今後挑戦したいジャンルなどがありましたら、教えてください。

バ……バトルもの。(←『ハンター×ハンター』が再熱中)

――ファンや、読者の方々へ、メッセージをお願いします!

私は、読んで元気になれるような漫画作りを目指しています。
漫画は私からのエールです。
私の漫画があなたの心の一部になったら、漫画家としてこれ以上に嬉しいことはありません。
これからもどうぞよろしくお願い致します。

 

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眉月じゅん(まゆづき・じゅん)
1983年横浜市生まれ。集英社主催・第1回金のティアラ大賞(2007年)にて、『さよならデイジー』で銅賞を受賞。翌2008年、同作が『別冊コーラスSpring』(集英社)に掲載され漫画家デビュー。現在、「ビックコミックスピリッツ」(小学館)で連載の『恋は雨上がりのように』が、単行本累計130万部を突破。

ビックコミックスピリッツ公式サイト
http://spi-net.jp/monthly/comic014.html

 

最新刊、5巻が絶賛発売中!
恋雨⑤カバー_R

恋は雨上がりのように 5

ユイ、吉澤、そして加瀬。
それぞれが胸に抱える
かなわない想い。

本当に好きな人に、
ひとりの友達として
向き合ってゆくことを決めた あきら。
そんな彼女に店長は――!?

17歳。新たな季節のはじまり。



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