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肩書は「絵本作家」!? 芸人キングコング・西野亮廣の絵本作家としての活動を追う!
2016年8月12日


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ウォルト・ディズニー、空海、ナポレオンを倒すのが、今の目標なんですよ(笑)

――西野さんは結構本を読むというお話をされていましたが、オススメ本があればご紹介いただければと思います。

西野 森見登美彦さんの『有頂天家族』ですね。アニメ化もされていました。森見さんの作品は、『有頂天家族』に限らずですが、とにかく声出して笑っちゃうんですよね(笑)。登場人物が本当にダメ人間なんですけど。でも、徹底的に悪いのは自分じゃないって言って、自分のことをすごく肯定してて(笑)。登場人物がもう頭良すぎて、馬鹿みたいになっちゃってて。僕が童貞であるのはこうでこうでこうだから、こういうことがあって僕は今童貞なんだけれども、それは僕に責任があるのではなくてみたいな感じで(笑)。もうとにかく理詰めで自分を肯定するみたいな(笑)。その様がもう笑っちゃうんですよね。いきなりファンタジーが入ってくるからドキドキするんですよ。

―― 最後に西野さんの今後の目標を教えていただければと思います。

西野 実は今、ウォルト・ディズニー倒すって言ってるんですよ。ほかには、高野山で有名な空海ですね。
彼らの共通点は、芸人であることだと思うんですよ。ここでの「芸人」というのは、ひな壇出て漫才してコントして何々をする人が芸人という、その消防士さん、ライターさん、カメラマンさんだとかそういう職業名としての芸人ということではないんです。「あいつのやってることってどうなっているの!? 」みたいなその存在や行動が質問になっちゃってるような人が取ってる姿勢、態度とか生き方を「芸人」って言うんだなと思ったんですよ。「芸人」というのは、やっぱり生き様だなと思った時に、ウォルト・ディズニーも空海にしても超「芸人」だなと思ったんです。

だって、ウォルト・ディズニーって、アニメーターですよ。アニメーターがテーマパーク作るって、しかも自分のスタジオを担保に入れてテーマパーク作るって言ったら、みんな反対するけど、作っちゃうんですよ。今でこそ普通にディズニーランドってありますけど。

でも、個人的にウォルト・ディズニーのすごさを超えたのは、空海ですね。空海って偉いお坊さんでありがたいことを言った人というイメージなんですけど、実はむちゃくちゃ超破天荒なんですよ。

空海って、遣唐使の留学僧として唐に渡って、曼荼羅(まんだら)とか持って帰ってくるんです。でも、彼は一度渡ったら20年は修行しなくちゃいけないのに、2年で帰って来ちゃうんですよ。その上に、砂曼荼羅(すなまんだら)という色砂で描かれた曼荼羅があるんですけど、周りの人が「それ、いいね」って言っているのに、空海は「立体の曼荼羅を作ろう」って言って、彫刻で曼荼羅を彫らせるんですよ。これが、京都の東寺にある立体曼荼羅で、「羯磨曼荼羅(かつままんだら)」です。でも、曼荼羅とか宗教に関するモノって、本来はいきなり変えちゃいけないのに、そうやって変えちゃったんです。それも1100年も前にですよ(笑)。なので、空海を倒すのは大変だなって思ってます(笑)。

時代が変わる時って、「そんなことをしちゃダメじゃん」ってやつが絶対に出てくると思うんです。もし、「芸人」がそういう人たちなら、僕はそこを目指すします。とりあえず、ウォルト・ディズニー、空海を倒すことが、今の目標なんですよ(笑)。

 

西野亮廣(にしの・あきひろ)
1980年兵庫県生まれ。1999年梶原雄太と漫才コンビ「キングコング」を結成。総合芸能学院(NSC)在学中である2000年にNHK上方漫才コンテストにて最優秀賞を受賞。テレビで活躍する一方、3冊の絵本執筆、ソロトークライブや舞台の脚本執筆を手がけ、海外でも個展やライブ活動を行う。また、2015年には“世界の恥”と言われた渋谷のハロウィン翌日のゴミ問題の娯楽化を提案。区長や一部企業、約500人の一般人を巻きこむ異例の課題解決法が評価され、広告賞を受賞した。その他、クリエイター顔負けの「街づくり企画」、「世界一楽しい学校作り」など未来を見据えたエンタメを生み出し、注目を集めている。
2009年に絵本『Dr.インクの星空キネマ』を執筆し、これまでに3冊の絵本を出版している。今年の秋に4冊目となる『えんとつ町のプペル』の出版が予定されている。また、8月12日には、初のビジネス書となる『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』の出版も予定されている。

●「えんとつ町のプペル」予約販売サイト
おとぎ商店HP:http://nishino.thebase.in/items/3190857
【あらすじ】
煙突だらけの『えんとつ町』では、そこかしこから煙が上がり、頭の上はモックモク。
黒い煙でモックモク。
黒い煙に覆われた『えんとつ町』の住人は、
青い空を知りやしない。
輝く星を知りやしない。
そんな町に生きるゴミ人間と、親を亡くした少年のもとに起こる奇跡の物語…

●西野亮廣独演会in東京
期日2016年8月12日(金)~8月19日(金)
場所:東京キネマ倶楽部
今度は4,000人!毎日違う内容でお届けする1人喋り、怒涛の10回公演!
公式サイト:http://otogimachi.com/dokuenkai/



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