top

イノベーションの力で渋谷エリアに新しい書店の形を提案する。 BOOK LAB TOKYO代表、鶴田浩之さん
2016年8月31日


2016年6月25日、渋谷道玄坂にひとつの書店がオープンした。25歳の起業家、鶴田浩之氏が率いるスタートアップ企業「Labit」が手掛けた「BOOK LAB TOKYO」だ。約1万冊の書籍が揃えられ、カフェスペースも併設されている。同書店は、クラウドファンディングで開店資金の一部を調達した。
今回は、そんな「BOOK LAB TOKYO」の代表の鶴田浩之氏に「BOOK LAB TOKYO」のコンセプトやこだわり、さらに現在開発中という古本専用のフリマアプリ「ブクマ!」について語っていただきました。

1-1

きっかけは消費することを促されている違和感

――「BOOK LAB TOKYO」を始めたきっかけを教えてください。

鶴田 きっかけは、私がお世話になっている個人投資家方との会話の中で生まれました。その方は、今までに100社以上ベンチャー企業に投資をされているのですが、投資以外で「何か、若い人たちやクリエイターの役に立てることないかな?」と相談を受けたんです。その時に私の中でふと出てきたのが、「書店なんてどうですか?」という言葉でした。

―― 元々書店を運営してみたかったのですか?

鶴田 いいえ。ただ私自身、本が好きということや、過去に『PRAY FOR JAPAN – 3.11 世界中が祈りはじめた日』という本を出版したことが影響しています。きっかけとして一番大きかったのは、私がさまざまな本屋さんへ足を運ぶ中で、その書店からライフスタイルを押し付けられているというか、消費することを促されているような違和感を覚えていたことです。

――書店さんからですか?

鶴田 はい。それぞれの書店には書店ごとのコンセプトがあると思うのですが、なんとなくそこから消費させられているという感覚があるんです。僕はずっと「作る」ことを趣味というかライフワークにしてきて、それが仕事にもなっているので、その「作る」ということに重きをおいた本にまみれたいという願望みたいなものがあったからだと思います。

1-2

――渋谷の道玄坂を選んだのはなぜですか?

鶴田 渋谷の道玄坂というエリアは、かつて「シリコンバレー」になぞられて「ビットバレー」と呼ばれていたのですが、最近再開発が進んで以前とは違った新しいエネルギーが出てきているなぁと感じでいたんです。そんな中、今年の3月になっていい物件が見つかったという連絡を受けて、この物件に決めました。

―― 店内のインテリアや空間デザインみたいなところも、こだわっていますよね?

鶴田 そうですね。「Labit」のオフィスデザインを担当していただいた、トレイルヘッズの山口陽平さんという方に、全体のコーディネートをお願いしました。店内にはバリスタもいるのですが、その方も山口さんに紹介していただきました。

>次ページ「「コンセプト書店」、「イベントスペース」、「妥協しないコーヒースタンド」の3本柱」



  > インタビュー一覧へ戻る  


» page top