
恋がしたいので、恋愛を勉強しようと思っているんです!
――普段から電子書籍って利用されたりしますか?
たかまつ 私全く利用してないんですよ(笑)。結構付箋張ったり、書き込んだりとかするので、本は紙で読みたい人なんで(笑)。私、パって目次見てパラパラって速読のようにして読みたいので……。
事務所を4月に借りたばかりなのに本棚が1つじゃ足りなくて、もう1つ買いました(笑)。このペースだと本で埋まってしまいます(笑)。買いたい本があっても、「いやいや、前の家とは違う狭いとこだから……」と思って買わないでいるのに(笑)。どんどん増えてしまうので、そういう意味では電子は場所を取らないからいいかもしれませんよね。
――先日Twitterで、夏休みだ!って、15~20冊くらいの本が積まれた画像をアップされていましたよね。だいたい月何冊くらい読まれるんですか?
たかまつ 月に30冊くらいは読みますね。
――その中で、最近オススメの本がありましたら、教えてください。
たかまつ 最近、佐々木毅さんの『民主主義という不思議な仕組み』を読みなおして面白かったです。民主主義を疑うじゃないですけども、なんで今、民主主義になってるのかというお話ですね。例えば、独裁政治という考え方もあるし、バカは選挙に行くなみたいな考え方もよく言われやすいですし、エリート主義の方がいいんじゃないかと。でも、エリートの人たちは、少数派なので、少数派の人たちが王政を持って、国を動かすと悪く働くということを古代ギリシャから遡って説明してくれている本ですね。
――23歳からちくまプリマー新書を紹介されました(笑)。読まれるのは新書が多いんですか?
たかまつ そうですね、多いかもしれないです。……あと、東照二さんの『歴代首相の言語力を診断する』とか。こうやって、線をたくさんひっぱって読みたいんですよ。でも、お堅い本ばかりじゃなく、最近は恋愛心理学とかも読んでいますよ。

『民主主義という不思議な仕組み』には、どのページにも線がひっぱられていて読みこまれていました
――意外ですが、心理学ってやはりお堅そうですね(笑)。谷本奈穂さんの『恋愛の社会学』はどういう本ですか?
たかまつ 恋がしたいので、恋愛を勉強しようと思っているんです!(笑)これはアプローチの方法や、アプローチ行動が説明されてる本です。アプローチ行動というのは、男性から女性へアプローチするときに、どういうパターンや段階があるかとか。例えば私、結婚したいんですけど、結婚するにはどういうことがあるかっていうことが図式化されています。魅力があってからアプローチに行って、そこからデート1に行って、またそれが魅力に映って、告白に移って、デート2に移るというのが真面目に書いてあります(笑)。
たかまつなな
1993年、横浜市生まれ。2013年に日本テレビの「ワラチャン!〜U20お笑い日本一決定戦〜」で優勝し、各種バラエティー番組に出演している。フェリス女学院出身のお嬢様芸人として、テレビ・舞台で活動する傍ら、お笑いジャーナリストとして、お笑いを通して社会問題を発信している。18才選挙権を機に、若者と政治の距離を縮めるために、株式会社笑下村塾を設立。東京大学大学院情報学環境学部、慶應義塾大学大学院政策メディア研究科で学業に勤しみながら、講演会・シンポジウム・ワークショップ・イベント企画など手がける。お笑い界の池上彰を目指し、主権者教育の普及、啓発を行う。出前授業や講演などの依頼は笑下村塾のホームページから。
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