“卒業”は、私にとってやっぱりすべてが変わったと思います
――第1期生として、AKB48グループの中心メンバーを10年間、2012年からは総監督も務められていらっしゃったたかみなさんですが、卒業してからその後、ラジオパーソナリティやDAMチャンネルの司会役などのソロ活動は、AKB48のときとどう違っていますか?
たかみな 14歳から仕事を始めて、25歳になるまでAKB48に10年くらいいたので、仕事の基本がAKB48でした。なので、私にとってすべてが変わったと思います。
グループにいるときは、常に何十人と一緒に行動して、一緒に仕事をしてという環境でした。AKB48のグループにいたときにソロデビューさせていただいたので、ひとりだけで歌収録したこともありましたけど、今はすべてがひとりなので、とても新鮮です。
――その変化というのは、今AKB48グループにいた頃は、総監督として周りのメンバーをいつも気にかけながら、自分のこともやらなくちゃいけないということが多かったと思いますが、今では自分と向き合える時間が圧倒的に増えたという意味も含めてでしょうか?
たかみな そうですね。やはり総監督という責任のある役職もありましたから、まとめるという意味では、すごくそこに力を注いでいました。300人以上のメンバーをまとめるために、ときには厳しくメンバーに接することもありました。自分よりもAKB48を優先的に考えていたし、本当にAKB48が頭の中全体の9割を占めていましたね。残りの1割で自分のことを見れているかどうかだったと思います。かなりギリギリの中で自分を保っていたので、今とは違うと思います。
今はみんなを見ることがなくなって、本当に自分と向き合う時間が増えたと思ってます。
もう10割で自分のことを考えてあげられる。AKB48から抜けてしまうとグループのことがわからなくなってしまうことがたくさんあるんです。ああ、これが卒業することなんだなと思いました。
――卒業してみて、寂しく感じられましたか?
たかみな そうですね。でも10年という区切りを自分の中に作って、ずっと活動をしてきたということもあります。もちろん前だったら楽屋がメンバーでガヤガヤしていたり、スタッフさんの人数多いなって思ったりしていたことが、自分ひとりだけと向き合ってくれるスタッフさんやメイクさん、衣装さんになるので、そういう意味では、話す人が少ないなとは思います(笑)。ただ自分の中でめどを立てて、そこに向かってやってきたので、覚悟はありました。そんなにすごく寂しいということは、今はそこまでではないです。
――卒業後、他のインタビューで「高橋みなみとして自立したい」「グループの後輩に夢を与えられるようになりたい」とおっしゃっていましたが、これからに向けて高橋さんの意気込みを教えてください。
たかみな まずは自分のやりたいことをやるのが一番です。みなさんに自分が伝えられることを伝えるべきだなと思ってます。例えば、メインパーソナリティーを務めさせて頂いているラジオだったら等身大の25歳の自分として、何を言えるのかとかそういうことをすごく考えていますね。歌でもそれを伝えていきたいと思っています。
「グループの後輩に夢を与えられるようになりたい」というのは私が自分なりの覚悟として見せたいだけなんです。自分から「見て見て!」ってアピールするというよりは、私に関心を持ってなくても、ニュースや話題になっていることで、ふとしたときに卒業生の状況って後輩メンバーにも入ってくるものだと思うんです。
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