映画監督である矢口史靖監督原作の「サバイバルファミリー」が2月11日に映画公開される。
原案・脚本をつとめる矢口監督がメガホンを握った本作は、突然電気が消滅した東京が舞台。あらゆる生活基盤が崩壊する中で、登場人物達は生きるために東京から脱出することを決意。果たして電気は復活するのか?家族はどうなるのか?現代社会に一石を投じる注目の作品となっている。
電子書籍ランキング.comでは本作で鈴木結衣役を務めた、若手人気女優葵わかなさんにインタビューをした。現代社会から豚の話まで?撮影にまつわる思い出を語ってもらった。
ファミリーが一致団結してサバイバル生活に挑戦する映画
――今回ご出演されます『サバイバルファミリー』は、どのような映画なのでしょうか?
葵わかな(以下、葵) 電気・水道・ガスや電車などの日常的に使っていた便利なもの全てが急に止まってしまう中で、どのように生き抜くかを描いたストーリーになっています。便利なもの全てが突然止まってしまい、周りに頼るものが何もなくなってしまった中、平々凡々な鈴木家のような家族は果たして生き残ることが出来るのか、という模様を描いた映画になっていて、まさにファミリーが一致団結してサバイバル生活に挑戦する映画になっています(笑)。
――この映画は家族の絆というのが一つのテーマだと思いますが、一緒に鈴木家を作り上げた、父親役の小日向文世さん、母親役の深津絵里さんや兄役の泉澤祐希さんとは、どのように家族という関係性を深めていきましたか?
葵 鈴木家4人のシーンがとても多かったので、自然と絆が生まれました。お会いする前からよく拝見していた方ばかりだったので、すごく緊張していましたが、仙台や山口などの地方での撮影が多く、その行き帰りのロケバスの中で、撮影のことや他愛もない話をしていました。それが毎日続き、撮影現場まで行って、撮影して、ロケバスに乗ってと過ごしていくうちに、一家の絆が深まっていったと思います。
あと、鈴木家で撮影とは別に、食事をする機会もあって、自然と過ごす時間が長かったのも大きいと思います。撮影中は、本当の家族と同じような時間があったので、鈴木家の絆が深まっていったと思います。
――作中で母親役である深津さんとのシーンが多かったですよね。深津さんとはどのようにコミュニケーションを取り合っていましたか?
葵 深津さんは、実際の母親のようにとても優しい方でした。本当の家族のような他愛もない、内容のないことも多く話しました。その中で本当の親子のような関係が築けたので、安心して演じることができました(笑)。
>次ページ「私は結衣ちゃんよりはサバイバル生活を楽しめそうだなと思います(笑)」