昨年の12月に実写ドラマ化され大きな話題となった小林 立(こばやし りつ)原作の『咲-Saki-』が映画となって帰ってくる。同作品は「ヤングガンガン」で連載中の「麻雀×女子高生」がテーマの漫画だ。2月3日から公開されている映画は、昨年放送されたドラマの続編で、舞台は、全国大会出場をかけて挑む県予選決勝。県内の強豪校が清澄高校の前に立ちはだかる。果たして、清澄高校は全国大会に出場できるのか…。
電子書籍ランキング.comでは本作の主人公「宮永咲」役を務めた、若手人気女優浜辺美波さんにインタビューしました。映画初主演を務めた浜辺さんの映画への想いから意外な素顔までお話してくれました。
麻雀を知っている方が違和感を抱かないように
――主演を務められています、映画『咲-Saki-』の見どころを教えていただけますか?
浜辺美波(以下、浜辺) ドラマ「咲-Saki-」と比べて、映画『咲-Saki-』は麻雀の対戦シーンが多くなっていて、麻雀がテーマの映画ですが、スポ根感をすごく感じていただける映画になっています。特に、作中で清澄高校が決勝で対戦しているシーンがあるのですが、登場人物の一挙手一投足がすごく丁寧に描かれています。そのため、各キャラクターの想いがより伝わってくると思いますので、是非注目してご覧になっていただきたいです。
――映画『咲-Saki-』は麻雀がテーマになっています。浜辺さんは、本作の主演が決まってから麻雀のルールを覚えたとお伺いしましたが、特に苦労した点を教えてください。
浜辺 麻雀の基本ルールは簡単なのですが、アガリ役や点数計算は、勉強が必要なくらい難しかったです。演じる中では、麻雀を知っている方が違和感を抱かないような演技を心がけました。例えば、打牌の手つきや牌の音が鳴るようにかっこよく演じないと、フィニッシュを決めるシーンでは迫力に欠けるので、迫力が増すように演じる必要がありとても苦労しました。
――映画『咲-Saki-』は、清澄高校が全国大会出場を目指して、強豪校と戦うストーリーですが、演じる中で清澄高校の共演者である浅川梨奈さんや廣田あいかさんら共演者の方とは、どのようにチームワークを作っていきましたか?
浜辺 共演者の方は同世代の方が多かったのですが、リハーサルの段階では、そこまで仲良くなれませんでした。ただ、本格的に撮影が始まってからは、撮影の合間に一緒に雑魚寝をし、同じ部屋で他愛もない話をすることが多かったので自然と仲良くなりました。特に、清澄高校の共演者の方とは、同じ時間を過ごす時間が長かったからこそ、チームワークを作ることができたと思います。
――演じている、主人公の宮永咲についてはどのような印象をお持ちでしたか?
浜辺 最初はすごくつかみにくい子だと感じましたし、「なんでこんな時に…!」と言ってしまうようなことをする、不思議ちゃん、天然な子だなと思いました。ただ、演じていく中で、天然な部分が、みんなに愛されているポイントだと感じるようになりました。
あと、原作で咲ちゃんがよく転ぶシーンがあるんですけど、私もよく転んで青あざを作って怒られていたから、共通する部分のある子だとも思いました。趣味が読書なところも同じなので似ているなぁと(笑)。
>「家から出ずに電気を消してカーテンを閉めて日を浴びないように(笑)」