» page top
satozaki eyecatch画像

【出版記念インタビュー】元プロ野球選手・里崎智也氏に聞く’’里崎流エリートの倒し方’’
2017年3月3日


スポーツ選手を引退後、飲食店などの異業種に進出する方は多いが、大成功を収めている方は数少ない。これまでスポーツを生業としてきた人間が急に異業種に参入するには高い壁があり、成功するのはほんの一握りのエリート、天才のみだ。
そんな高い壁に日本プロ野球界の異端児が挑戦しようとしている。

元千葉ロッテの正捕手で、2006年WBC優勝にも貢献した里崎智也氏だ。里崎氏は現在、野球解説者やキャスター、コラム執筆など様々な仕事に挑戦している。
今回は、同氏の2年ぶりとなる書籍『エリートの倒し方 ~天才じゃなくても世界一になれる僕の思考術50~』の発売を記念して’’里崎流エリートの倒し方’’を伺った。

satozaki 1

自分が野球以外でどれだけの才能があるかを試してみたかった

―――プロ野球選手として、16年間ご活躍されました。引退を決意された時には、その後の仕事に対する方向性などは考えていらっしゃったのでしょうか。

里崎智也(以下、里崎) 仕事の方向性は全く決めていませんでした。今まで30年間、野球に打ち込んできたので、それ以外の世界は全く未知の世界でした。そのため、引退して自分が野球以外でどれだけの才能があるかを試してみたい気持ちが大きく、今後、自分がどうなっていくのかが楽しみでした。プロ野球選手時代に、仮に仕事が無くなっても生活できるだけの貯蓄はあったので、引退後の人生で、自分の才能を試すことに大きな意義があると思います。里崎智也として、世間から何を必要とされていて、どのように応えることができるかを見出していきたいと思っています。

―――現在は野球解説者、キャスター、コラム執筆など多方面でご活躍されていますが、特にその中でも千葉ロッテマリーンズのSA(スーパーアドバイザー)とロッテから出ているチョコレートお菓子のビックリマンの終身名誉PR大使を務めています。この仕事を務める経緯を教えて頂けますか。

里崎 ビックリマンチョコは、現役時代から行っていたので引き続き行っています。もし、これが明治さんのチョコなら話は変わりますけど(笑)。あと、僕が昔から好きなお菓子だったので、快く引き受けました。今の仕事に関して僕は、依頼されている仕事の日程や時間が合うなら断らないことにしています。先ほど話しましたが、依頼が来るということは世間から必要とされているからだと考えています。その仕事を引き受けた関係で、その後に別の仕事を受けることもあるので、仕事は基本的には受けています。

>「仕事で給料貰っている以上は、結果を出さないといけない」



過去記事はこちら!

「映画には人生を変える力がある」『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』前田哲監督インタビュー

20181130_155606
講談社ノンフィクション賞と大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』が、今月28日(金)に公開されます。本作は、筋ジストロフィー症を患っている主人公・鹿野靖明と鹿野さんを支えるボランティアの克明な記録とともに「生きる」とはど...(2018年12月26日) >もっとみる

本は日用品 『本屋の新井』の著者・新井見枝香さんの哲学

unnamed
 「新井さんがプッシュした本はヒットする!」という都市伝説(?)もあるほどのカリスマ書店員が三省堂書店にはいる。それが今回『本屋の新井』を出版した新井見枝香さんだ。 本を読む人が減り、書店も年々減り続ける状況のなか、それをもろともせず、独自のアイディアで本を売り、テレビやラジオなど...(2018年11月16日) >もっとみる

ラブコメ王・瀬尾公治先生が描く少年漫画編集部の熱い現場が舞台の『ヒットマン』

51W+hCWmhzL (1)
 『涼風』、『君のいる町』、『風夏』と3作連続アニメ化され、ラブコメ王ともいえる瀬尾公治先生。  今回は、最新作で新人編集者♂と新人マンガ家♀が少年漫画編集部を舞台に週刊20Pに命を懸ける情熱を描いた『ヒットマン』が10月17日に発売された。...(2018年10月29日) >もっとみる

どうして目がよくなると若返るの? 著者・日比野佐和子先生と、監修・林田康隆先生に聞いてみた

4
  関連記事一覧【立ち読み連載】日比野佐和子先生の新刊『目がよくなると 10歳若返る』 ←毎日17時更新!!//   10月に発行されたゴマブックスの新刊『目がよくなると、10歳若返る』。この本の著者である日比野佐和子先生は、『眼トレ』をはじめ累計55万部を超える著書のほか、アンチエイジング専門医としてテレ...(2018年10月25日) >もっとみる

直木賞受賞島本理生さん 『ファーストラヴ』というタイトルに込めた想い

IMG_4328(I)のコピー
今回は芥川賞に4回、直木賞に2回ノミネートされ、第159回直木賞が念願の受賞となった島本理生さんです。 受賞作の『ファーストラヴ』は、ある事件をきっかけに見えてきた家族間の闇に迫るミステリー風の作品となっている。 電子書籍ランキング.comでは、受賞した思いから作品への思いまでをお伺いしました。...(2018年09月28日) >もっとみる