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【出版記念インタビュー】元プロ野球選手・里崎智也氏に聞く’’里崎流エリートの倒し方’’
2017年3月3日


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一流と呼ばれている人は、モノマネが上手

―――『エリートの倒し方 ~天才じゃなくても世界一になれる僕の思考術50』では、こだわりを捨てる大切さを書かれていますが、こだわりの強い人はどういった方が多いように感じますか。

里崎 結果が出ていない人のほうこそ、こだわりが強いと思います。結果も出ていないのに、こだわりを強く持ち続けている人が本当に多いですし、そのような方は人の意見を聞かないです。つまり、柔軟性に欠けていると思います。結果が出ている人、一流と呼ばれている人は、モノマネが上手だと感じます。職人さんがいう、”技術は目で盗む”ことが上手です。逆に、結果が出ていない人ほど自分の殻に閉じこもって、間違ったことを永遠と繰り返し続けています。
僕は、他人の良い練習法は全部マネします。もし、自分に合わなかったら止めればいいと思っているので、少しずつでも出来る事だけマネします。一回やってみないと自分に合うかどうか分からないし、その理屈を学んで自己流に変換することで、実力は磨かれていくので、少しでも多く取り入れるようにしています。

―――『エリートの倒し方 ~天才じゃなくても世界一になれる僕の思考術50』の中で「小さなことを極めトップに立つ」と書かれていました。里崎さんは1,000試合以上出場捕手でパスボール最小記録(1018試合出場で19個の捕逸。53試合に1個捕逸する割合)をお持ちですが、里崎さん自身はどのようにお考えですか。

里崎 僕はパスボール19個でも多いと感じています。自分でサインを出して取れない方が、逆におかしいと思っているので、その記録自体をすごいとは思っていないです。去年の侍JAPAN強化試合での、小林捕手のキャッチングが話題となっていましたが、そもそも、千賀投手のボールをブルペンで受けていたのかどうかが問題ですよね。何の情報や準備もなくいきなり捕れというのは無理です。野球に限った話ではありませんが、何事も事前に準備をすると思います。何も準備しないで、いつもやっている仕事だから準備しなくても大丈夫だ。と言って、いい仕事出来るかどうかは別の話だと思います。

※小林捕手のキャッチングについての簡単な説明

―――『エリートの倒し方 ~天才じゃなくても世界一になれる僕の思考術50』では、PDCAサイクルや組織論など、経営に関するお話をされていますが参考にされた本はありますか?

里崎 僕は本を読みますが、あまり参考にすることはなかったです。PDCAサイクルに関して言えば、僕が「計画、実行、反省」と言っていたものが、PDCAサイクルだと知ったくらいで、もともと知らなかったです(笑)。
僕の場合は、CとAの部分が”反省”なので、悪い時だけではなく良い時も反省するし、なぜ良かったのか、なぜ悪かったのかを理解しないことには、次に向けた行動が決まらないので、その計画や実行したことに意味がなくなります。失敗も成功もその経験を活かすから意味があるのであって、僕でいうところの”反省”をしない人は、何事も継続しないのだと思います。だから、僕は世の中に失敗は無いと言っています。失敗を糧にして、のちに成功したら場合、その失敗は自分の成功体験の一部だから、成功に値すると思います。

>「週刊少年マガジンで連載している「●●」という野球マンガが好き!」



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