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新進気鋭の作家 住野よる×注目若手女優 浜辺美波 『君の膵臓をたべたい』対談インタビュー
2017年7月26日


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本当に様々な年齢層の方に楽しんで頂ける作品

—-桜良は余命を懸命に生きようとしている姿が凄く印象的です。お二人にとって、「生きる」とは、どういう事だと思いますか?

住野:僕、最近、「生きる」ってエンターテインメントだなあと思っていますね。ラッパーのぼくのりりっくのぼうよみさんの「ごはんは最強のエンタメだ」という言葉に衝撃を受けました。確かにそうだなと思います。浜辺さんも最期は好きな物を食べるとの事ですが、食べる事より楽しい事ってあんまりないですよね。また、ある方が、「80歳ぐらいになって、走れなくなり、若い頃みたいに走れなくなる夢を見る。だから、若い人に今のうちに走っていて欲しい」というようなことを言っていました。走る事もエンターテインメントだなと思います。だから、みんなエンタメだと思って、もうちょっと優しく生きたらなと思います(笑)。

浜名:私は、楽しい時間を過ごす事かなと思います。私は、辛い事が積み重なって何かを成功するよりも、楽しく成功したいというのを大事にしています。

—-劇中の桜良のような事が、「生きる」という事ですか?

浜辺:そうですね。人と関わって楽しいなら関わりたいですし、現在のお仕事は私自身が楽しいからやっていますし、これからも続けたいと思います。



—-ありがとうございます。『君の膵臓をたべたい』に込めた想い、感じて欲しい事をお聞かせください。

住野:僕は、以前から凄く思っているのは、『君の膵臓をたべたい』は、桜良が死んで悲しいという話ではなく、桜良が【僕】を認めた事で、【僕】が人を認められるようになる成長の話だと思っています。その【僕】がまた誰かを認められるようになり、その認められた誰かが、また誰かを認められるようになるという、桜良が及ぼした影響が連鎖していく話だと思います。なので、原作を読んでも映画を観ても一緒ですが、浜辺さんが演じられる桜良を観た誰かが、良い事をしようと思ったり、周りの人を大切に認めてあげようと思ったりという影響があって、それが繋がっていけば良いなと思っています。

浜辺:私は桜良役を演じさせて頂いて、誰かを想う事の強さだとか想い合う事の尊さというものを感じました。桜良は強い子でもないし、よく泣く子だという描写もあるぐらいなのですが、大切な人たちを想う事で、行動出来たり、笑う事が出来たりするという事も感じました。それを感じて頂けたら、演じさせて頂いた者としても嬉しいです。あとは、想い合うという事の素晴らしさや、桜良の想いが届いて、【僕】が想いを返してくれたというものも感じたので、『君の膵臓をたべたい』を観た方に届いたら良いなと思いました。

—-住野先生のTwitterで、「『君の膵臓をたべたい』の公開まであと一カ月半です。映画をご覧になる皆さんへ。原作を読んで頂けると嬉しいです」という投稿がありました。桜良役を演じた浜辺さんも、やはり原作を読んでから観てほしいですか?

浜辺:そうですね。まず、原作が素晴らしいので是非、読んでほしいです。原作を読んだ方がより楽しめると思います。

住野:原作者の責任として、そこは原作が一番面白いって思っていないとダメだって思いますね。なので先程のツイートは凄くオブラートに包んでいます。本当は「一番面白いのは原作だから原作を読んでくれ」という意味なんですよ(笑)。

—-最後に、読者の方、映画のファンの方に一言だけメッセージをお願いします。

住野:男の子も女の子も浜辺さんに恋をしないように気をつけて下さい(笑)。冗談です(笑)。僕の別作品の女性編集担当さんが、女性なのに浜辺さんがどタイプらしくて、今日の事を言ったら、「双葉社の社員のフリをして行こうかな」って、ずっと言っていました(笑)。実物はもっと可愛かったとお伝えしておきます(笑)。

浜辺:演じさせて頂いたからこそ言って頂けて本当に嬉しいです。桜良のおかげです。

—-浜辺さん、お願いします。

浜辺:私は、取材などで沢山の方に感想を頂く事が多いのですが、映画だと観られる方の年齢によって視点が違います。桜良のお母さんに感情移入される方もいますし、男性でも桜良に感情移入される方もいるくらい、本当に様々な年齢層の方に楽しんで頂ける作品だと思います。是非、何度も観て頂きたいなと思います。

・住野よる(すみの・よる)
作家。デビュー作『君の膵臓をたべたい』は本屋大賞2016第2位、読書メーター読みたい本ランキング1位、2016年年間ベストセラーでは日販、トーハン調べでどちらもカテゴリ別で1位を獲得するなど、大きな反響を呼んだ。そんな話題作『君の膵臓をたべたい』は今週28日から実写映画が公開予定。

・浜辺美波(はまべ・みなみ)
2011年『東宝シンデレラオーディション』で入賞し、芸能界デビュー。2015年に出演した『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』本間芽衣子役で一躍注目を集める。2017年には、『咲-Saki-』『君の膵臓をたべたい』で主演を務める。2017年9月30日公開予定の『亜人』の出演も決定している。



映画『君の膵臓をたべたい』情報

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2017年7月28日(金)公開予定
<出演者>
山内桜良 : 浜辺美波
【僕】(高校生) : 北村匠海(DISH//)
【僕】(大人) : 小栗旬
恭子(高校生) : 大友花恋
恭子(大人) : 北川景子
監督 : 月川翔

新宿バルト9ほか全国各地の映画館で上映
『君の膵臓をたべたい』公式サイト

 

51vwbK1U4LL<内容紹介>
ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていた。こうして、偶然にも【ただのクラスメイト】から【秘密を知るクラスメイト】となった僕。まるで自分とは正反対の彼女に、僕は徐々にひかれていった。だが、世界は病を患った彼女にさえ、平等に残酷な現実をつきつける――。全ての予想を裏切る結末まで、一気読み必至!

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住野よる先生、浜辺美波さんの直筆サインが入った原作『君の膵臓をたべたい』をプレゼント!!

こちらの企画は終了致しました!
たくさんのご応募ありがとうございました!!

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