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『劇場版 はいからさんが通る』公開直前!大和和紀先生が語る『はいからさんが通る』制作秘話とその魅力
2017年11月10日


よく50年も描いたなと、我ながら感心

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画業50周年を記念して発売された記念画集   (C)大和和紀『大和和紀画業50周年記念画集~彩~』/講談社

―― 大和先生自身、画業50年を振り返ってみていかがでしょうか。

大和:よく50年も描いたなと、我ながら感心しました。お陰様で50年間、仕事が途切れずにあったので、仕事から仕事に渡り歩いているうちに気がついたら50年経っていました。
掛け持ちの連載以外に読み切りもあったので、凄い仕事量だと思いますよ。初めは漫画が下手だったので「量をこなすしか上手になる道はない」と思い、やたら描いていた時もあります。内容を覚えていないことも多々あります(笑)。

―― 『はいからさんが通る』を含め、大和先生の作品は3世代に渡って読んでいる方もいるとお伺いしました。小学生の読者から感想が届くこともあるとお伺いしますが、どのように思われますか?

大和:『はいからさんが通る』の連載当時にも、当然小学生の読者はいました。もちろん小学生の方でも、私が伝えたいことを結構ちゃんと受け取ってくれていました。「紅緒の生き方や恋愛でハラハラしました。」なんていう感想が多かったですね。
若い読者の方々は紅緒と伊集院少尉との恋愛模様に興味があるみたいです。ただ、読者が年齢を重ね、いろいろ知識を得て、読み直して頂くとその周辺、例えば思想統制や戦争問題まで理解頂けるようです。そういう意味で、もしかしたら『はいからさんが通る』は何度も読み返すたびに新たな発見がある作品として、読み継いでくださっているのかもしれません。

―― 最後になりますが、『イシュタルの娘』が11月1日に最終回を迎え、一段落しました。今後の画業生活や活動についてお伺いできればと思います。

大和:今は『イシュタルの娘』連載の切れ目とアニメ映画の公開が重なっているので少し大変です。次期作品は構想中で、エネルギーを貯めています。
次回作品は、『イシュタルの娘』のように話の内容が少し重たいものではなく、ちょっと思いっきり外して、軽くしちゃうかもしれない。今は漫画が多様化しているので、これまで誰も描いていない題材になるかもしれませんね。

― それでは次に発表される作品が、どんな作品になるのか楽しみですね。本日は有り難うございました。

大和和紀(やまとわき)
1948年、北海道生まれ。北星学園大学短期大学部卒業。短大1年生時の66年、「週刊少女フレンド」(講談社)に掲載の「どろぼう天使」でデビュー。
77年、『はいからさんが通る』で講談社漫画賞少女部門受賞。代表作は他に『あさきゆめみし』『ヨコハマ物語』『KILLA』など。

映画『劇場版 はいからさんが通る 前編 〜紅緒、花の17歳〜』情報

2017年11月11日(土)公開予定

内容紹介
いつだって大キライは恋のはじまり。
時は大正。女学校に通う17歳の花村紅緒は、いつも明るくケンカっ早いところのあるじゃじゃ馬娘。
親友の環とともに楽しい学園生活を送り、恋も結婚相手も自分で選びたいと思っている。
そんなはいから娘が出会ったのは、笑い上戸なイケメン、伊集院忍少尉。実は彼が祖父母の時代から決められていた許婚であることを知った紅緒は、それに反発。
愛のない結婚を阻止しようと奮闘して騒動を巻き起こすが、少しずつ少尉に心惹かれていく。

スタッフ
原作:大和和紀「はいからさんが通る」 講談社 KCDX デザート
監督(前編)・脚本:古橋一浩
キャラクターデザイン:西位輝実
サブキャラクターデザイン・総作画監督:小池智史
背景デザイン・美術監督:秋山健太郎
色彩設計:辻田邦夫
撮影監督:荻原猛夫(グラフィニカ)
音響監督:若林和弘
音楽:大島ミチル
主題歌:「夢の果てまで」 早見沙織
アニメーション制作:日本アニメーション
製作:劇場版「はいからさんが通る」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画

キャスト
花村紅緒:早見沙織
伊集院忍:宮野真守
青江冬星:櫻井孝宏
鬼島森吾:中井和哉
藤枝蘭丸:梶裕貴
北小路環:瀬戸麻沙美
花村少佐:石塚運昇
ばあや:鈴木れい子
牛五郎:三宅健太
吉次:伊藤静

劇場版アニメーション『はいからさんが通る』公式サイト

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