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14歳の誕生日に小説家デビューで出版界が大注目!著者・鈴木るりかさんが語るデビュー作『さよなら、田中さん』と鳥肌が立つほどの才能!
2017年11月29日


昔から自分で物語を作って話すのが好きだった

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―― ここまでも読んだ本のエピソードなどがでてきましたが、小説を書く前から本を読むのは好きだったのでしょうか。

鈴木:はい。家の隣が図書館で小さい頃から通っていたので、本を読むのが当たり前でした。
図書館では小さい子供向けに絵本の読み聞かせもあったのですが、今でも担当してくれた方に、「長く読み聞かせしているけど、鈴木さんほど最初から最後まで一生懸命のめり込んでお話を聞いてくれた子は後にも先にもいない。」って言われます。

―― 小さい時だと大人の読み聞かせなどは集中力が続かずに飽きてしまうことも多いですが、そんなことはなかったんですね。

鈴木:むしろのめり込む方でした。覚えていないのですが、お母さんの話だと字が読めない頃から、自分で絵本のイラストをみて、ストーリーを勝手に作って話をしていたみたいです。

―― 小さい頃からストーリーを作るのが好きだったんですね。好きな作家はいらっしゃいますか。

鈴木:志賀直哉さんと吉村昭さんです。
短編集が好きなのですが、図書館の司書さんが志賀直哉さんの『剃刀』を勧めてくれたのがきっかけで志賀直哉さんを読むようになりました。リズムがいいのが好きです。
吉村昭さんは特に初期作品の文章が繊細で美しいですね。

―― 志賀直哉さんや吉村昭さんを初めて読んだのは何年生のときでしたか。

鈴木:小学校の高学年の時です。

―― 小学校の高学年だと特に志賀直哉さんなどの文章は少し古くて難しいかなと思うんでが……。

鈴木:いや、大丈夫でした。元々世界の名作シリーズなども読んでいたので……。

―― では、結構いろいろな本を読んでいられるのですね。

鈴木:かもしれないです。児童書以外のものも早くから読んでいましたから。

―― なるほど。『ちゃお』を一生分買いたくて、文学賞に応募したということですが、漫画も結構好きですか?

鈴木:そうですね。漫画も小説もどっちも好きです。どっちを読むかはその時の気分ですね。

―― 今はスマートフォンでも漫画が読めたりします。自分のスマートフォンは持っていたりしますか。

鈴木:持っています。ただ、漫画や本を読むときはだいたい紙で読むことが多いです。

―― 作者紹介の欄に趣味としてゲーム、ギター、料理といろいろ書いてあります。
一番ハマっているのはなんですか。

鈴木:全部ですけど、一番はゲームですかね。家でずっとやってます。

―― どういうゲームをやっていますか。

鈴木:今は『どうぶつの森』ですが、どんなジャンルの作品でもやります。

―― 趣味が料理で学校でも家庭科クラブに入られているということですが、結構料理のお手伝いとかされたりしますか。

鈴木:料理の手伝いはちょっとです。
お菓子を作るのが好きなので、自分でクッキーなどを作ったりしています。

―― 今後の夢や目標はありますか。

鈴木:読んだ時に光を感じる事が出来る作品を書ける小説家になりたいなと思っています。
あとは本屋大賞を取りたいなと。

―― 今年の本屋大賞ですと、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』が直木賞とのダブル受賞です。やはりその辺の賞も……。

鈴木:そうですね。ただ、一番は本屋大賞を取りたいなと思っています。小さい頃から憧れていた賞なので、ここが今の目標です。

―― 最後に、これから『さよなら、田中さん』を読まれる方や今回のインタビューを読まれた方に何か一言頂ければと思います。

鈴木:小説は、所詮フィクション、作り事、嘘だという人もいますが、私はそうは思いません。
花ちゃんも、お母さんも、その周りの人達も、この本の中で真実(ほんとう)に生きています。
読んでくれた方も、そう感じていただけたら、作者として、これ以上嬉しいことはありません。

鈴木るりか(すずきるりか)
2003年10月17日東京都生まれ。血液型A型。現在は都内の中学校2年在学中。
小学館が主催する「12歳の文学賞」で史上初、小学4年、5年、6年生時(2013~15)に、3年連続で大賞を受賞。選考委員だったあさのあつこ氏、石田衣良氏、西原理恵子氏から絶賛を受ける。小説を書くようになったきっかけは、「12歳の文学賞」の賞品の図書カードで『ちゃお』を一生分買いたかったから。
「12歳の文学賞」の受賞作を基にした『さよなら、田中さん』でデビュー。
好きな作家は志賀直哉と吉村昭。

■鈴木るりかさん 新刊情報

51298SfjYQL14歳スーパー中学生作家、待望のデビュー。
田中花実は小学6年生。ビンボーな母子家庭だけれど、底抜けに明るいお母さんと、毎日大笑い、大食らいで過ごしている。
そんな花実とお母さんを中心とした日常の大事件やささいな出来事を、時に可笑しく、時にはホロッと泣かせる筆致で描ききる。
今までにないみずみずしい目線と鮮やかな感性で綴られた文章には、新鮮な驚きが。

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