» page top
IMG_1893kariー

初出演の舞台裏に迫ったドキュメンタリー写真集『はじめての舞台』!!新人女優・芋生悠が語る目指す未来
2018年2月2日


2-1

舞台を通して、意識が変わっていった

―― 出演された舞台「欲浅物語」についてもお伺いさせてください。舞台への出演が初めてだったということですが、決まった時の感想を教えてください。

芋生 実は山田ジャパンさんの舞台を2、3回観たことがあったんです。コメディタッチな作風が多いのですが、自分がコメディのセンスとかも全くないと思っていたし、伝わるか伝わらないかみたいなところを演じるのが好きなので、ちゃんと表現出来るのかなっていう心配はありました。
決まった時に母親に電話して、「できるかな?」って言ったら、「良い機会なんじゃないの」って言ってくれて、背中を押されました。普段は「本当に出来るの、あんた?」って言う事が多いので、余計そう感じました。

―― 劇団山田ジャパンさんは個性派揃いの俳優さん、女優さんが揃っている印象です。

芋生 そうですね。1日目の練習が、元々ある話をみんな同じ役で回すっていう内容だったんです。初めてだったんですけど、共演者の方の話し方が上手くて、「こんな人たちとやっていくのか。」ってなりました。そういった意味では、芸能界に入った時の「本当に出来るのかな?」っていう心配と「でも、出来るよね。」っていう初心の状態に戻れました。

―― 共演者の方たちとはどういった交流をしていましたか。

芋生 毎日のように食事に行っていましたね。私は、未成年だったので、お酒は飲めなかったんですけど、その場で新たな気づきがでることが結構ありました。稽古が終わった後に、ゆっくり喋る時間をつくるって凄く大切だなって思いました。
お互いに気になった箇所を熱く話すっていうのが毎日ありました。それで次の日にステップアップしていったので、そういう飲みの場が大事だなって思いました。
舞台が終わった後の忘年会では、私も20歳になっていたので、「芋生ちゃん、おめでとう」って言って、みなさんと一緒にお酒を飲みました(笑)。

―― そんなに集まっていたという事は、舞台が終わった後は寂しくなったんじゃないですか?

芋生 本当に寂しいですね。1年ぐらい一緒にいたんじゃないかっていうぐらい濃厚だったので。これからも何かあった時には、相談したいなと思っています。

―― そうなんですね。先程、映像と舞台では声の出し方が違ったというお話がありましたが、映像と舞台で違うなと感じたことを教えてください。

芋生 映像と違うのは、同じストーリーでも毎回出来上るものが違うところですね。映像は撮ったらそこでお終いで、一つのストーリーとして完結しちゃうんです。同じ舞台を何回も観たことがある人はわかるかもしれませんが、舞台は生の状態で披露するので、同じストーリーなのに毎回出来上るものが違うんですよ。無限に広がっているのが、面白くて、めちゃくちゃ楽しかったです。
映像ばかりやっていたので、舞台は舞台用のお芝居をやりたいなと思って、意識して演じていたんです。でも、自分なりのスタンスができてきて、それを演じていたら、映像の仕事で関わっている人たちが「映像の良さが残っていたよ。」って声をかけてくれて、嬉しかったです。
今まで経験してきたことの良さを残しつつ、舞台ができたというのはよかったなと思います。

―― 舞台を経験して、映像のお仕事で活かせるなと思ったことなどはありますか。

芋生 あります。映像に活かせるなと思ったのは、派手にならないように、でも爆発的な気持ちを表現するってことですね。そういった表現を舞台で出せたということは、映像はそれを小出しにしていけばいいので、伸びていくのではと感じました。

―― では、今後の映像のお仕事では、試してみたいことがある感じですか?

芋生 そうですね。前までは変わることが凄い怖かったんですよ。変わっていくと、今までの人たちが離れていくんじゃないかっていうところがあって。
舞台の中に「一緒に変わって行こ?」っていうセリフがあったんですが、それが自分は凄い好きで。変わる事は悪い事じゃない。「一緒に変わって行けばいいんだよ」っていうのを舞台から学んでから、映像だけでなくいろいろなことにチャレンジしたいなって思うようになれました。
この舞台の後に映像のお芝居をやってのですが、見ていたマネージャさんが「舞台を経験してちょっとだけ変わった。」っていう風に言ってくれて、嬉しかったです。

―― 舞台に出て、自分の幅を広げたいなって思う事が出来たと。

芋生 はい、出来ましたね、それは。

2-2

―― 今回の舞台への出演が決まってから千秋楽を終えるまでの期間を振り返ってみていかがですか。

芋生 写真集を見てもらえばわかるのですが、最初は幼く見えるのが、段々やっていくうちに自分が役者としても人間としても成長していっているのがわかるかと思います。なにより、意識が変わっていきましたね。ベテランの役者さんたちが早い時間にちゃんと来ている上に、人目を憚らず練習しているんですよ。人としても役者としても尊敬出来る人しか居なくて、本当に恵まれました。
意識が変わっていく中で最初に始めたのが、一人でカラオケに行って声を出しながら、セリフを覚えるってことです。

―― カラオケで歌うわけじゃなく、台本を読みに行ったと。

芋生 そうですね、歌いもしましたが(笑)。カラオケはしょっちゅう行っていました。写真集の中にはカラオケでの写真がないんですが、アザーであるんですよ(笑)。「こんなこともやってたよ」という感じで、あとでどっかに出せればいいかなって思っています。

―― それは楽しみですね。また、劇団山田ジャパンさんからオファーが来たら、楽しみ?

芋生 楽しみですね。共演した役者さんと他の舞台で会うのも楽しみですが、また機会があれば絶対にもう一回出たいなと思っています。

―― 主宰で脚本家の山田さんは、『脳にスマホが埋められた!』や『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』などのドラマの脚本も書かれています。山田さんが書かれた脚本のドラマにも出演してみたい?

芋生 能龍さんの書くドラマにも出てみたいという思いはすごくあります。能龍さんの脚本は、めちゃくちゃ面白いんです。それでいて、どの作品にも能龍さん節というか、能龍さんの色が入っている。「ドラマでは俺の色が出せない。」っておっしゃっていましたけど、私的にはドラマでも能龍さんの色がめちゃくちゃ出ていて、面白いんですよ。

―― 今後、こんな舞台に挑戦してみたいとかってありますか?

芋生 コメディタッチな舞台ですかね。まだ、コメディの舞台しかやったことがないというのもありますが、なんか健康になるんですよ。体調管理もそうですが、心も健康になりました。
私、感情移入が激しくて、重めの舞台を観ると疲れすぎて、動けなくなっちゃうぐらいなんですよ(笑)。それを実際に演じてみたらと思うと、凄い大変なんだろうなって(笑)。ただ、得られるものも大きいんだろうなと思うので、オファーがあればどんどんそういった作品にも出てみたいですね。

次ページ>自分の内面をもっと表現したいと思って、応募した





  > インタビュー一覧へ戻る