役者として演じることが好きだから、自分の命を懸けてでもやりたい
―― 昨年の12月に20歳を迎えました。20歳のうちにやっておきたいことなどありますか。
芋生 20歳のうちに海外作品の映画に出たいですね。私、台湾や香港の映画を観るのが好きで。香港映画にウォン・カーウァイさんという監督がいらっしゃるんですけど、その方の作品が好きでその影響もあって香港映画に出てみたいなと。
―― なるほど。この年代で海外進出というのは、大きな夢ですね。
芋生 そうですね。通っていた高校の同級生がスター揃いで、Jリーガーがいたり、バスケットボール選手でアメリカに留学している人がいたりして、みんな海外志向なんですよ。そういう世界にどんどん踏み出していく同級生をみていると、自分も負けたくないなと刺激になります。
ただ、同年代の役者の方とはまだまだ日本で切磋琢磨したいなとも思っています。
―― なるほど。日本でも同年代の役者さんを中心に切磋琢磨していきたいというお話がでましたが、事務所の先輩でもある清野菜名さんが『トットちゃん』(テレビ朝日系)で主演をやられ、一躍名前が全国に広がりました。やはり歳が近い先輩が活躍されているというのは刺激になりますか。
芋生 相当なりますね。実は小学生の時に読んでいた『ピチレモン』で清野さんがモデルをやられていて、好きでファンだったんです。なので、今の事務所に決めたのも、清野さんがいるというのとマネージャーさんが七福神にいそうな方で福を運んできてくれそうというのが決め手でした(笑)。ですので、尊敬している方が同じ事務所にいて、非常に刺激になります。
―― 清野さんとはお話などされるんですか?
芋生 清野さんは対等に喋ってくれる方で、少年みたいな人なんです。私も少年っぽいって言われる事があるのですが、『ユリゴコロ』っていう映画でご一緒させて頂いた時に、そんな2人でキャッキャキャッキャしながら絵しりとりをしていました。
―― 歳も近いっていうのもあると思いますが、お姉さんみたいな感じですかね?
芋生 そうですね。清野さんはアクションなどもやられるので、カッコいいお姉さんっていう感じですかね。そういう先輩をみていると、おこがましいんですけど、超えたいなって思いますし、事務所の看板娘に自分がなりたいなって思っています。
―― 写真集の後ろに、夢が「映画の中で死ぬ。」って書かれています。今後どのような女優さんになりたいですか?
芋生 舞台をどんどんやっていきたいというのはもちろんありますが、映画が好きだなっていうのを改めて感じました。
やっぱ好きだからこそ自分はもうこの役者しかないと思っています。今までも色々頑張ってきましたが、これだけ好きなものってなくって。もう大好きなんですよ、役者で演じるということが。
だから、「映画の中で死ぬ。」っていうのは、それぐらい自分の命を懸けてでもやりたいなっていう意識からです。ですので、いつかは、これが芋生悠のすべてだっていうぐらいの作品を見つけたいと思っています。
―― なるほど。じゃあ、もうずっと女優一本でやっていきたいと。
芋生 そうですね。そのためには、色々チャレンジすることで、引き出しを増やしたいです。その引き出しは、人間・芋生悠としての色々な経験で身につけたいと思っています。
―― 芋生さんにとって演技とはなんですか?
芋生 さっきから「演じる、演じる」って言っているんですけど自分は演じている意識がなくて、やっている時は役に入っている時が多いです。自分の中に色々な人間がいて、それぞれの役に入り込むことで、それを存分に出しているんだと思います。自分が持っている引き出しをだしていいよって言ってくれている場所なので、演じる事で、自分が救われていますね。
―― 最後にファンの方や読者の方にメッセージをお願いします。
芋生 『はじめての舞台』という事で、初めての緊張感みたいなのが入っていて、ドキドキしながら読んでもらえるものになっているなと思っています。
ありのままの私が全部入っていて、最初と最後で顔も結構変わっていて、成長する姿を見ることができる一冊になっているのかなと思います。
あと、自画像やペインティングしたページもあったり、自分の今までやってきた事も入っていたりして、「これが私です」っていう感じの写真集になっていますので、手にとってより芋生悠を知ってもらえればと思います。
■芋生悠(いもう・はるか)
1997年生まれ。熊本県出身。趣味・美術。特技・書道(師範)、空手(小1~中3)、水泳、長距離走、百人一首、バスケットボール。
現在、「ちふれ化粧品」、「東京エレクトロン」、「中田食品」、「スコール」、「日本クレジット協会」他のCM出演中。映画は、「ピンカートンに会いにいく」(坂下雄一郎監督)が新宿武蔵野館他で1月20日~公開。「野球部員、演劇の舞台に立つ!~甲子園まで642キロ~」(中山節夫監督)が、渋谷ユーロスペース、福岡ユナイテッドシネマキャナルシティ13、Tジョイ久留米、名古屋小劇場他にて2月24日~公開される。また、2月3日に初の写真となる『はじめての舞台』が発売される。
『はじめての舞台』
<内容紹介>
期待の新人女優として話題の芋生 悠。
待望の写真集のテーマは「はじめての舞台」。10代最後の秋に訪れた初舞台。
はじめての人と、はじめての場所で、はじめての舞台に向き合い、女優として成長していく様子に写真家・岩澤 高雄が完全密着したフォト・ドキュメンタリー。
真剣勝負の強い眼差しから、不意に見せる純真無垢な透き通った笑顔まで、初々しくて愛おしいほんの一瞬がぎゅっと詰まった一冊。
書道の師範でもある本人による題字、描き下ろしの自画像に加え、撮り下ろし写真にペイントをするなど、その多才ぶりにも注目!!
芋生悠『はじめての舞台』イベント情報
芋生悠 写真集『はじめての舞台』の出版を記念して、下記イベントが開催されます。
【出版記念・写真展】
芋生悠『はじめての舞台』出版記念 〜芋生悠 写真展〜
・芋生悠『はじめての舞台』未公開カット含めた写真展示
・写真集(直筆サイン入り)、限定オリジナルグッズの販売
場所:ダイトカイ(東京・渋谷)
住所:東京都渋谷区東2-20-16
会期:2018年2月3日(土)〜12日(月・祝)
19:00~26:00(月曜~土曜)/19:00~24:00(日曜・祝日)
※定休日:2月6日(火)
※2月3日(土)、 4日(日)のみ15:00~24:00
入場料:無料/お問い合わせ:03-6427-5109
公式HP:http://daitokai-tokyo.com
※2月3日(土)、4日(日) 15:00〜18:00 芋生悠・在廊予定です。
【出版記念・イベント】
芋生悠『はじめての舞台』出版記念イベント 〜トーク+上映+サイン会〜
芋生悠『はじめての舞台』出版記念イベントを駒沢大学駅近くのイベントスペース〈エムズカンティーナ〉にて開催します。
記念トークや、短編映画上映会、サイン会などが予定されています。
イベントご予約の方全員にポスタープレゼント!
是非ご参加下さい。皆様のお越しをお待ちしています。
日時:2018年2月15日(木) 19:00開場/19:30開演
出演:芋生悠/他
上映プログラム:近日発表
会場:エムズカンティーナ(東京・世田谷)
住所:東京都世田谷区上馬4-4-8 新町駒沢ビル2F(東急田園都市線・駒沢大学駅西口 徒歩1分)
料金:2,000円(税込・ドリンク代500円別途必要)
⭐︎本イベントご予約の方に、ご入場の際ポスタープレゼント!⭐︎
ご予約&お問合せ:「エムズカンティーナ」03-6450-8111(留守番電話対応)
予約フォーム:http://ws.formzu.net/fgen/S13353355/
共催:ステッカー/ギャンビット
主催:moment