人狼ゲームとは?
人狼(じんろう)という言葉を聞いたことはあるだろうか? 少し耳慣れない、怖いイメージを持つ人もいるだろう。
実はこのゲーム、欧米を中心にレクリエーションとして楽しまれ、近年日本でも人気が高まってきている。ゲームでは、騙す、騙される、欺く、欺かれるといった駆け引きをするもので、プレイヤーは、そのスリリングな駆け引きに魅了されている。
日本では、トランプやオセロといったスタンダードなゲームに比べると、まだ競技人口は少ない。しかし、年々認知度の高まりを見せている。というのも、口コミだけでなく、人狼をモチーフにした小説や映画、舞台が世に送り出されているからだ。
昨今、耳目を集めている人狼。
「人狼をプレイしてみたい!」、「人狼ってなに?」というかた向けに、一冊の書籍が刊行される。
『ホリエモンの人狼セット』(児玉 健 (著)、桜庭未那 (著)、斎藤由多加 (著)、池永英介 (著)、堀江貴文 (監修))だ。人狼カードゲームの遊び方、作法などが丁寧に解説されているブックレットと人狼カードが同梱されている、スターターキットだ。
本書は、監修を担当している堀江貴文氏とメンタリストDaiGo氏のインタビューなど含む、人狼カードゲームまるわかりBOOK。
電子書籍ランキング.comでは、本書の発売に先駆けて内容を一部抜粋して連載を行う。
人狼の歴史
本書の内容に触れるまえに、人狼ゲームについてもう少し説明が必要だろう。
人狼は、1980年代後期にロシア(当時はソビエト社会主義共和国連邦)で誕生した。当時は「Mafia」(マフィア : 市民とマフィアが争うゲーム)と呼ばれていた。現在、世界中で行われている人狼ゲームの役が、狼と村人である元祖となっている。
誕生してから30余年。数多くのローカルルールが誕生するだけでなく、プレイスタイルも大きく変化している。ヴァーチャル世界、リアル世界問わずに、この記事をご覧頂いている間にも、同時多発的に人狼ゲームは繰り広げられている。
人狼ゲームについて、本書ではこのように書かれている(本書から引用抜粋)
“人狼ゲームを簡単にいうと、「嘘つき者を発見する(炙り出す)ゲーム」と言えるでしょう。嘘をつく立場にある人たちをこのゲームでは人狼陣営と言い、それ以外の人間を村人陣営と言います。
ですから人狼陣営からすると、「正体を偽りながら、毎晩襲撃を繰り返し、(村人陣営が少数派になるまで)ウソを突き通すことで勝利するゲーム」となります。“
堀江氏は人狼ゲームのことを、本書で以下のように形容している(本書から引用抜粋)
“人狼はみんなで「MMORPG」(※)をやっている感覚にも似ていると感じました。“
※MMORPGとは、マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲームの略。大規模多人数同時参加型のオンラインRPG
堀江氏が言うとおり、いざ人狼ゲームに参加すると、その場はまるで異世界、仮想的空間なのだ。そのため、独特の雰囲気を醸し出す。日頃、公明正大な人や、あるいは家族どうしであっても、人狼ゲームでは、人を欺き暴き合うのだ。
人狼ゲームの遊び方については、次回の連載にてお送りする。
次回、
『人狼ゲームのお作法』
9月25日(月)公開
「人狼を詳しく知りたい!」「ホリエモンとDaiGoのインタビューが待ちきれない!」かたはこちらから
2017年9月29日発売予定。全国主要書店さんにてお買い求めください。
■著書紹介
<内容紹介>
嘘を見抜き、だまされないためのテクニックが満載!
いま人気の人狼ゲーム遊びを通して、さまざまな処世術のテクニックが学べる。本書にはゲーム初心者でもわかりやすい『人狼の教科書』と、すぐに始められる『人狼のカード一式』(17種類29枚)が付属。
人狼の教科書では基本的な遊び方やルールのほか、堀江貴文とメンタリストDaiGoの対談が掲載、嘘を見抜く能力や、勝ち方のコツを語る。
また、『ルナの三十六手』ではゲームで使われる騙しの手口と、それに対抗するテクニックが公開。ほか、『騙されやすいタイプとはどんな人なのか?』など、“騙す”と“見抜く”について、日常生活でも思わず周囲を見まわしてしまう、広く解説をした内容となっています。