今回は、人狼ゲームに実際にハマっている著名人おふたりの生声をお届け!
本連載をお読みの皆様だけに、ひと足先に『人狼の教科書』の一部を公開します。
人狼ゲームとの出会い
メンタリストDaiGo(以下、DaiGo)まず、堀江さんの人狼デビューはいつ頃なんですか?
堀江貴文(以下、堀江)じつは10年くらい前からひろゆき(西村博之)くんとか、ゲーム好きな人たちの飲み会で「人狼やろうよ」と誘われいてたんだけど、ずっと断ってたんです。
人狼は第一次人狼ブーム、第二次ブームとあって、僕が参加したのは第三次ブームになるのかな。その頃、たまたまネットニュースで、人狼を舞台化していることを知って「舞台上のアドリブで人狼ゲームをするのっておもしろいな」と思っていたら『ホリエモンチャンネル』のアシスタントで役者の子が、「私にも出演オファーがきたんですけど、怪しげなんで断っちゃいました」って言うんですよ。
「いや、こういうのは絶対出たほうがいいよ」とすすめて、そこではじめて人狼TLPT(※)の舞台を観に行ったのが最初の出会いですね。※人狼TLPTは、桜庭未那が率いる役者たちが人狼ゲームをプレイする舞台。人狼の配役を通して、筋書きの無いリアルなドラマが繰り広げられる。演じる役者だけでなく、観客も推理に参加する。
DaiGo じゃあ、実際に人狼ゲームをやる前に人狼TLPTを観に行ったんですね。普通は逆ですよね。
堀江 でも観に行ったら、僕が予想した通りにすごく面白かった。これまでは正直、舞台を観て面白いと思ったことがなかったんだけど、TLPTは毎回、アドリブでストーリーが違うし、観客も推理に参加できる。筋書きのないドラマだから面白いなと。
この面白さを僕なりに突き詰めていくと、「野球と同じだ」と気づいたんです。基本ルールとプレイヤーは同じでも、展開がその都度違うからこそ、見ている側も2時間でも3時間でも楽しんで観られるんだなと。
人狼はみんなで「MMORPG」(※)をやっている感覚にも似ていると感じました。※MMORPGとは、マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲームの略。大規模多人数同時参加型のオンラインRPG
DaiGo なるほど。分かる気がします。野球だと年間シート買っている人もいますもんね。
堀江 それで、僕が初めて人狼TLPTを観に行ったときは、修道女エスター役(横山可奈子)さんが100ステージ目だったんです。100ステージ目のオリジナル100ステTシャツを着ている人たちが最前列で陣取っていて、閉じた世界の中で熱狂的なファンがいるのは正直すごいと思った。これはイケるなって。
そういうことがあって、僕が初めて人狼をプレイすることになったのが、人狼TLPTのエクストラステージなんです。DaiGo いきなりですか(笑)。ものすごく贅沢なデビューですね。
僕の方は、いちばん最初に人狼をやったのがテレビ番組で。急に呼ばれてやることになったんです。その時はまだルールもよくわからなかった。デビュー戦はあまり活躍できなくて、ちょっと微妙でしたね。その後、タレントさんとか俳優仲間の友だちから呼ばれるようになって、やるようになりました。
堀江さんともその流れで一緒に人狼をやるようになったんですよね。堀江 いい時代になりましたよね。そういうのって昔は無かった。
DaiGo 確かに。あと、人狼をやっていておもしろいと思ったのが、堀江さんの人狼の会はみなさんお酒飲みながらやりますけど、僕が行くところは誰も飲まないんですよ。もうガチでやりたいから、飲まずに朝までやってます。
堀江 僕は逆にガチの会は苦手かな。ただ、飲みながら人狼やると、最後はグダグダになる(笑)。
DaiGo 僕、何回か人狼で堀江さんがグダグダになってるところを見たことありますよ(笑)。
『人狼の教科書』内、『人狼対談 堀江貴文×メンタリストDaiGo』より
(続きは、9月29日(金)の次回連載または、同日発売予定の『人狼セット』にて)
いかがでしたか?
お二方の人狼の出会いは友人や仕事を通じて、堀江貴文氏は舞台から、メンタリストDaiGo氏は、番組の企画からと、ちょっと変わっていますね。人狼ゲームがカードゲームとして展開しているだけでなく、舞台表現などでメディアミックスしているからこそ、出会いは様々です。でも共通しているのは、実際にプレイしてみると、その世界がいかに面白いかということに気づいてしまうところかもしれません。
読者のみなさんも、友人・知人を介して突然に人狼と触れ合う機会が訪れるかもしれないので、今からもっと人狼を知って心の準備をしておこう!
次回、
『人狼対談 Vol.2 人狼を見分ける方法』
9月29日(金)公開
「人狼を詳しく知りたい!」「ホリエモンとDaiGoのインタビューが待ちきれない!」かたはこちらから
2017年9月29日発売予定。全国主要書店さんにてお買い求めください。
■著書紹介
<内容紹介>
嘘を見抜き、だまされないためのテクニックが満載!
いま人気の人狼ゲーム遊びを通して、さまざまな処世術のテクニックが学べる。本書にはゲーム初心者でもわかりやすい『人狼の教科書』と、すぐに始められる『人狼のカード一式』(17種類29枚)が付属。
人狼の教科書では基本的な遊び方やルールのほか、堀江貴文とメンタリストDaiGoの対談が掲載、嘘を見抜く能力や、勝ち方のコツを語る。
また、『ルナの三十六手』ではゲームで使われる騙しの手口と、それに対抗するテクニックが公開。ほか、『騙されやすいタイプとはどんな人なのか?』など、“騙す”と“見抜く”について、日常生活でも思わず周囲を見まわしてしまう、広く解説をした内容となっています。