3, 正論より落とし所
「正論」ってなんだろう。
自分の思う正しいことが、
社会では求められていない場合が往々にしてある。
なぜなら、「仕事」だから。
自分ではなく、「相手」「お客様」を満足させることが必要だからだ。
君たちは、まだ真っ白な状態。
それは素晴らしいキャンパスだ。何色にでも染まっていける。
しかし、先輩たちはいろんな「色」を経験してきている。
白か黒かだけではない、複雑で曖昧なグラデーションを味わっていくことで、
奥行きのある懐の広い人物になれる。
そう、辛いかもしれないが、時には主張を飲み込むことも社会人として大切だ。
大事なのは、落とし所を見つけること。
いくら相手を正しさで論破したところで何も生まれない。
「それはおかしいと思います!」とハッキリ物申すよりも、
「いやあ、先輩わかりますよ。だけど、代わりにこんな考えはどうです
かねえ~~」
と柔らかく提案を伝えた方が、言われた方も気持ちよく受け止めてくれる。
相手が何を求めているかを常に考えるんだ。
君のアイディアや、A案に対してB案を提案してみよう。
真っ向から否定するのではなく、お互いにとってメリットのある代替案、
落とし所を出せるようになろう。
単に正論を振りかざして立ち向い、牙を剥くやつになるな。
人を愛する人は、周りからも愛される。
<筆者情報>
本名:片桐秀和(かたぎり ひでかず)
生年月日:昭和31年1月25日
血液型:A型
星座:みずがめ座
WEB:http://katagiri.strikingly.com/
・コ・クリエーション株式会社 代表取締役
・日本ホスピタリティ推進協会公認ホスピタリティコーディネータ
・㈳大阪青年会議所特別会員
・一般社団法人ブランド・マネージャー認定協会 2級資格認定
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