【人力舎読書大好き芸人】　第十四回　私のBookイズム　リンゴスター高野

今週は人力舎読書大好き芸人ウィーク！！7/9(日)～7/15(土)の7日間連続で、人力舎さんの読書選抜芸人7名による連載を行います。

そして、この期間中に最も読者からの支持を集めた芸人さんは、何と！！コラム連載がスタート。是非、誰が栄えある栄冠に輝くのか、全7回を見届けて頂ければと思います。

2日目となる本日は、リンゴスター高野さんです！特技は製本という風変わりあ特技をもつリンゴスター高野さんが読んでいる本とは……。

・リンゴスター高野

リンゴスター高野2017

プロフィール

Twitter : @ringostar_no_ta

出身地：東京都

生年月日 : 1988年3月1日

趣味・特技 : 草ぶえ（ポトス）、文字をみる、ギター、ピアノ、読書、本作り、剣道2段

リンゴスター高野さんの好きなマンガ


ミラーボール・フラッシング・マジック	ボーイズ・オン・ザ・ラン	無能の人
ヤマシタトモコ	花沢健吾	つげ義春
祥伝社	小学館	新潮社

リンゴスター高野さんコメント

僕はマンガよりも、短編を好んで読んでいます。
その中でも『ミラーボール・フラッシング・マジック』は、シンプルな話ですが、女性ならではの視点や台詞、捉え方が大好きです。「僕はミラーボールを投げるあの子みたいになりたい。」
『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は、大好きで大嫌いで悔しくて嬉しい感情が弄ばれる名作です。全10巻あるのですが一巻読み終わる度に、外を走りたくなるような作品です。
私小説というジャンルはあるけど、私漫画ってあるんだ！と思ったのは、『無能の人』。漫画界の太宰治の名にふさわしい、つげ義春さん著書。

リンゴスター高野さんの好きな本


プリズンホテル	ブエノスアイレス事件	隣の女
浅田次郎	マヌエル・プイグ	向田邦子
集英社	白水社	文藝春秋

リンゴスター高野さんコメント

『プリズンホテル』は大好きです。読書が苦手な人にもオススメできる作品です。登場人物はみな一癖も二癖もあり魅力的ですが、その中でも特に主人公には魅せられます。こんなにダサくて不器用で愛おしい主人公を、僕は知りません。
『ブエノスアイレス事件』は、文章の面白さを教えてくれました。文章のリズムが独特だったり、戯曲のような対話だったり……。章ごとに色々な表現方法を使っていて、小説の面白さを再確認できた作品です。
『隣りの女』は初めて読んだ向田邦子さんの作品です。向田さんの作品は、自分の日常生活で起こりそうな物語なので、現実と空想の境界線を曖昧にしてくれます。向田邦子さんは、何気ないワンシーンの中に潜む、見落としがちな幸せを見つけられる人だと思います。

■リンゴスター高野さん　オススメマンガピックアップ紹介

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<内容紹介>

漫画家として行き詰まった〈私〉は、他人の目にはろくでなしに映るかもしれない。ろくに働かず稼ぎもなく、妻子にさえ罵られ、奇天烈な空想に耽りながら、無為な日々を過ごしているのだから……。甲斐性のない漫画家の悶々とした日常を描く「無能の人」、競輪場の車券売り場窓口越しに仄かに通い合う夫婦の愛「日の戯れ」など、滑稽かつ哀切な人間存在に迫る〈私〉漫画の代表作12編集成。

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■リンゴスター高野さん　オススメ本ピックアップ紹介

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<内容紹介>

夫の給料をつましくやり繰りして、家事と内職で毎日が過ぎていく平凡な主婦に訪れた恋。“人妻の恋の逃避行”（そして、気になるその後）をあざやかに描いた表題作。家族のために頑張って、気がついたらそろそろ30歳…な主人公の微妙な恋心を衝いた「幸福」と「胡桃の部屋」。大人になって出会った異母兄弟の愛憎をえがく「下駄」。突然の飛行機事故により、向田邦子の絶筆となった「春が来た」。いずれも読んだら忘れられなくなる、まさに珠玉の５篇。

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