【私のBookイズム】とは
今週の【私のBookイズム】始まりました!
【私のBookイズム】とは、今をときめく芸能人の方に“Bookイズム”=私自身をかたち作る、好きな本・マンガを紹介して頂き、その人の新たな魅力を探る企画です。
第八回目は、先日第156回直木賞を受賞しました恩田陸さんです。
恩田陸さんは、1992年作家デビュー。これまでに、『夜のピクニック』『中庭の出来事』『ユージニア』など、数々の名作を世に送っている。作風もSFだけに留まらず幅広い作品でファンを魅了している。
今回、電子書籍ランキング.comは直木賞受賞作品『蜜蜂と遠雷』でさらに注目を集める恩田陸さんが愛読しているさんは本・マンガをご紹介する。
・恩田陸(おんだ・りく)
プロフィール
出身地:宮城県
趣味・特技:読書
生年月日 : 1964年10月25日
恩田陸さん の好きな本トップ3
チョコレート工場の秘密 | 細雪 | 宇宙からの帰還 |
ロアルド・ダール | 谷崎潤一郎 | 立花隆 |
評論社 | 中央公論新社 |
恩田陸さん の好きな漫画トップ3
ポーの一族 | 雨の匂いのする街 | 星の時計のLiddlle |
萩尾望都 | 一条ゆかり | 内田善美 |
小学館 | 小学館 | 集英社 |
『チョコレート工場の秘密』
<内容紹介>
チャーリーが住んでいる町に、チョコレート工場がある。世界一広大で、世界一有名なワンカの工場。働く人たちの姿をだれも見たことがない、ナゾの工場!そこへ、五人の子供たちが招待されることになった。招待状の入ったチョコレートは、世界にたったの五枚。大騒ぎになったけれど、チャーリーには望みがない。貧しいチャーリーがチョコレートを口にするのは、一年に一度、誕生日に、一枚だけなのだから…。
『ポーの一族』
<内容紹介>
1880年ごろ、とある海辺の街をポーツネル男爵一家が訪れた。ロンドンから来たという彼らのことはすぐに市内で評判になった。男爵夫妻とその子供たち、エドガーとメリーベル兄妹の4人は田舎町には似つかわしくない気品をただよわせていたのだ。彼らを見たものはまるで一枚の完璧な絵を見るような感慨にとらわれた。実は、その美しさは時の流れから外れた魔性の美。彼らは人の生血を吸うバンパネラ「ポーの一族」であった。市の外れに家を借りた一家は、人間のふりをしながら一族に迎え入れるべき者を探し始めた。そして、エドガーが興味をひかれたのが、市で一番の貿易商の子息であるアラン・トワイライトだった…。
『失われた地図』
<内容紹介>
これはかつて失われたはずの光景、人々の情念が形を成す「裂け目」。かつて夫婦だった鮎美と遼平は、裂け目を封じることのできる能力を持つ一族だった。彼らの息子・俊平の誕生で、二人の運命の歯車は狂いはじめ……。
第八回目を迎える『私のBookイズム』、今回は第156回直木賞受賞で注目を集めています恩田陸さんに、お好きな本・漫画をお伺いしました。
愛読書としても知られている恩田さんが選ぶ本は往年の名作である『細雪』、漫画では『ポーの一族』などこれまでの読書遍歴のなかでも名著な各三作をご紹介して頂いた。恩田さんが選んだ各三作にたいして、どのように影響を受けたのか、作家としてどう影響を受けたのかは、先述しているコメントの通りです。
恩田さんは、今年に入ってからも新刊を多く出している。直木賞受賞以後に発売している新刊とあってファンのみならず、多くの方からも名作の呼び声が高い作品が目白押しとなっているので、併せてチェックしてみてはいかがでしょうか。
次回の『私のBookイズム』では、”奇才”と呼び声の高い作家にお伺いしている。次回の更新もお楽しみに。