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#259 一緒に、唇が開いていく

あなたを見ている、女の子を見るのが好き。
あなたと歩いている。
すれ違う女の子が、あなたを見ている。
あなたを見る女の子が、好き。
その瞬間、前に見たAVを思い出した。
AVを見ている時、不思議なことに、気づいた。
AVを見る時、見ている男の子は、女の子を見ている。
見ている女の子は、男の子を見ているはず。
なのに、女の子の私は、AVの女の子を見ていた。
男の子は、まったく見ていなかった。
あなたを知ってからは、AVだろうが、街だろうが、男の子には興味がなくなった。
感じている女の子を見ていた。
女の子を見ていると、感じた。
男の人に奉仕している女の子を見ていた。
男優さんは見ていないので、私の目は、ご奉仕されている男の人は、あなたにCG合成されていた。
女の子が、あなたにご奉仕しながら、感じていた。
それは、感じるよね。
ね、気持ちいいでしょって、画面の中の女の子に、話しかけていた。
あなたに、入ってきてもらう時の、女の子を見ていた。
早くしてほしいのに、じらされている快感が、わかった。
入り口に、当たるのが、わかる。
その瞬間、本当は、いっている。
でも、いっているのを、隠している。
そんな女の子の表情を、見るのが好き。
あなたを受け入れる時、女の子の唇が、開いていく。
女の子の唇の開いていくのとシンクロして、私の唇も開いていく。
いけない、お外を歩いている私の唇が、開いてしまっていることに気づいた。



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