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#272 就活生に、交じって

勇気をくれるあなたが好き。
あなたと私の住んでいる街で会った。
都会と違って、生であなたに会える機会はなかなかない。
行きたい。
でも、テーマは就活。
あなたは、私にいつも勇気をくれる。
就活生っぽい服装で行けばいいんだ。
就活生っぽい服装と、メイクとヘアスタイルで会場に向かった。
ドキドキした。
卒業してから、セーラー服を着るみたいなワクワク感だった。
それ以上に、生のあなたにワクワクした。
スーツは、就活生っぽくしたけど、下着はどうしようか、迷った。
受付の人には、下着まではバレないし。
講演の後、サインをしてもらいにいこう。
さて、これも迷った。
どの本を持っていこう。
これは、さすがに就活の本でなくても大丈夫のはず。
何冊も持っていくわけにはいかない。
私の一番お気に入りの本を持っていた。
女の子を、積極的にする本。
さらに、考えた。
どのページに、サインしてもらおうか。
私の一番のお気に入りのページを選んだ。
一番、とんがっているページだった。
このページにサインしてください。
「いい言葉を、選んだね」
その言葉を選ぶということは、もうほとんど「抱いてください」と言っているのと同じようなことだった。
あなたは、そのページにサインをしてくれた。
そして、あなたに採用された。
そこから私の新しい人生が、始まった。



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