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#276 ストイックなあなたに、ご奉仕させて

あなたのストイックさが好き。
あなたは、どうしてそんなにストイックなんだろう。
どうしたら、そこまでストイックになれるのかしら。
倫理社会の時間に、ストイック派と快楽派の哲学を習った。
あなたを見ていると、究極の快楽は、ストイックの中にあることが、わかった。
私がシャワーを浴びてバスルームから出てくると、あなたは勉強している。
近寄りがたいくらい集中している。
もしここで、大爆発が起こっても、あなたは気づかないだろう。
涼しい顔で、勉強を続けている。
あなたの勉強している顔が好き。
勉強している机の下に潜り込んで、ご奉仕したくなる。
集中しているあなたの邪魔をしてはいけないのに、したくなってしまう。
いけないと思えば思うほど、我慢できなくなる。
あなたのストイックさは、女の子を、快楽に引きずり込む。
快楽で、快楽に引きずり込むのではなくて、ストイックで快楽に引きずり込む。
授業の後、ヘトヘトになっているあなたも好き。
どうしたら、こんなにヘトヘトになるまで、全力を注ぎ込んで、授業をすることができるのだろう。
聴いている私も、聴くだけでヘトヘトになる。
ましてや、8時間、ぶっ通しで授業をし続けるあなたの集中力は、人間業を超えている。
道教の不老不死の方法を、あなたは教えてくれた。
40人の美女と交わって、昇天させ、射精しなければ、不老不死になれるらしい。
それはもう、あなたがしていること。
授業でもそうしているし、ベッドでもそうしている。
ストイックを究めることで、快楽を究めている。
そんな大変なことをしているのに、あなたは苦しそうな顔ひとつせず、かすかに微笑んでいる。



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