#278 主導権を持つ人
あなたの主導権が、好き。
朝食のレストランに行った。
欧米人のお客様で、いっぱいだった。
こういう時、あたふたしないあなたが好き。
「別のところで、食べよう」
あなたは、どんな時でも、主導権を持っている。
主導権を放棄して並ぶということをしない。
かといって、ゴリ押しするわけでもない。
あなたなら、ゴリ押しができないわけでもない。
あなたは、あえてゴリ押しになりそうな時は、さっと引く。
安心して、あなたに任せていられる。
お部屋に戻る。
外に食べに行くために、出かける荷物を持とうとした時、後ろから抱きしめられた。
驚きながら、待っていた私。
「作戦B」
整えたシーツの中で、スーツを着たまま、抱きしめられる。
スーツを着ているのが、高ぶる。
主導権を持っているあなたは、私のすべてをお見通し。
あなたと朝食を一緒に食べるのは楽しみ。
それと同じくらい、朝の3分でも、あなたに抱かれるのも、楽しみ。
朝食を取るか、抱かれるか。
レストランが満席の時、ちょっと、私は予感していた。
朝食を食べることができても、ラッキー。
満席でも、ラッキー。
私の気持ちを、わかってくれたのか。
あなたも同じ気持ちでいてくれたのか。
どちらでも、うれしい。
時計を、見た。
まだ、1分も楽しめる。