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#284 会釈をして、させていただく

あなたの高貴さが好き。
あなたと一緒に歩いていると面白い。
まわりの人の、あなたを見た時のリアクションを見るのが、面白い。
女の子が、「あっ」ってなるのには、もう慣れた。
通り過ぎながら、振り返るのにも、慣れた。
わざと、あなたと反対側を見るのも、かわいい。
髪を直すしぐさをするのも、かわいい。
女の子、だけじゃない。
男の人も、女の子と同じように、リアクションをする。
あなたに、会釈をする。
その人は、サービスマンではない。
あなたを知っている人でもない。
なのに、すれ違う男の人が、あなたに会釈をする。
あなたより、年上の人もする。
あなたが、偉そうにしているからでもない。
不思議。
まるで、王子様に出会ったように、会釈をする。
恐れがあるわけでもなく、リスペクトを込めて会釈をする。
あなたが、誰だかわかってしているわけでもない。
あなたの存在が、思わず、会釈をさせてしまう。
外国人も、会釈をする。
礼儀としてというよりは、あなたがきっと、やんごとなき人だと感じて、敬意を込めて会釈してしまうのだろう。
あなたのそばにいる私だって、会釈したい気持ちでいっぱい。
会釈して、あなたの服を脱がせる。
会釈をして、ご奉仕させてもらう。
会釈をして、ご奉仕のふりをして、味わせてもらう。
会釈をして、いく。
会釈をして、余韻を味わわせていただく。



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